300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

44~5冊目『みそ汁はおかずです』、『ひだゴハン』から3回めはキャベツ、油揚げ、にんじんのみそ汁など

[44, 45-3]『みそ汁はおかずです』、『ひだゴハン』より3回めはキャベツ、油揚げ、にんじんのみそ汁(みそ汁 p.34)、豚肉と豆もやしゴハン(ゴハン p.68)

みそ汁:瀬尾幸子著、 株)学研プラス発行、 デザイン 関宙明、撮影 木村拓、スタイリング 大畑純子、編集 佐々木香織、 2017年10月3日初版発行 

ゴハン:飛田和緒著、 東京書籍 株)発行、 デザイン 遠矢良一、撮影 竹内章雄、スタイリング 久保原恵里、編集 松原京子、 2017年4月28日初版発行 

雨もぱらっと降ったりして、アウターは何が良いのか悩む水曜はおみそ汁に炊き込みごはん。

調理時間:30分以内(お米は研いで吸水させているものとして)

主な材料:[ゴハン] 薄切り豚肩ロース肉(細切りにする)、ひげ根をとった豆もやし、薄口醤油、ごま油、ナンプラー、米。 [みそ汁] 角切りキャベツ、短冊切りにんじん、短冊切り油揚げ、だし汁、みそ。  

調理の流れ:[ゴハン] お米は研いでざるにあげる。豚肉を切り、醤油とごま油を揉み込みしばらく置く。豆もやしのひげ根をとる。鍋か炊飯器にお米を入れ、ナンプラー、お酒と水を加えてざっと混ぜ、上に具材をのせて炊飯する。十分蒸らしてから一混ぜする。 [みそ汁]  野菜を切り、油揚げは油を抜いてから切り分ける。鍋に全ての具材を入れ、だし汁を加えて、キャベツが柔らかくなるまで火にかける。みそを溶き入れ火を止める。 

出来上がった料理:「おなじみ食材のみそ汁」より、これだけの量のキャベツが!と感じるほどのヴォリュームがあるおみそ汁と、「味つけゴハン」より豆もやしと細ぎり豚肉の炊き込みゴハンを再現した。

おみそ汁は、最初は出汁が隠れているほど野菜がたくさん入るが、くつくつと煮ている間にキャベツから水分が出てくるし、量も減ってくるので、レシピを信用して作ってみよう。小鍋から漂ってくる油揚げの香りがなんとも言えない懐かしさをかき立てて、それだけで幸せになれるおみそ汁。 

炊き込みゴハンは、豆もやしのひげ根を取るのが手間だけれど、ゴハンを吸水させている間や、豚肉を調味料につけている間にできてしまうし、この手順は確実に料理を美味しくさせてくれるから、余裕があるならやってみよう。話の通じない上司や、理不尽なことを言ってくる誰かの相手をするよりも確実に報われる努力だから(笑)こちらも炊いている間にふんわり豆の香りが立ち上がり、おいしいお料理が今ここで出来上がりつつあるんだなぁという期待感というか、絶対おいしいやつ来た!という確信でお台所やリビング全体ががほんわりと幸せに包まれる。

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ナンプラーは出汁の代わり。使いこなせるとお料理がぐんと上手になる。

 

昨日は術後1週間の経過観察で京都に帰っていた。治療については、実際会った人や仕事関係者には伏せていたが、経過も順調なので近況を聞かれたら答えるようにし始めた。…いや、人に言うと心配をかけるから口外しなかったとのたまっていた母が幾人かに、娘の目に穴が開いた!という大誤報を伝えたことが発覚。すわ、早めに収束させなければいけない。目ではなくて網膜なんですと訂正に奔走しているというのが現状に即している。やめてよ。目に穴って、私が聞いても怖いから(笑)

<ごはん日記>

 

 

 

44~5冊目『みそ汁はおかずです』、『ひだゴハン』から2回めはかぼちゃ、玉ねぎ、バターのみそ汁など

[44, 45-2]『みそ汁はおかずです』、『ひだゴハン』より2回めはかぼちゃ、玉ねぎ、バターのみそ汁(みそ汁 p.40)、彩り温玉ゴハン(ゴハン p.13)

みそ汁:瀬尾幸子著、 株)学研プラス発行、 デザイン 関宙明、撮影 木村拓、スタイリング 大畑純子、編集 佐々木香織、 2017年10月3日初版発行 

ゴハン:飛田和緒著、 東京書籍 株)発行、 デザイン 遠矢良一、撮影 竹内章雄、スタイリング 久保原恵里、編集 松原京子、 2017年4月28日初版発行 

終電で帰る三日間を抜けると、大統領来日で厳戒体制が引かれる東京の風景が待っていた。

調理時間:10分ほど(出汁はとってあるものとして)

主な材料:[みそ汁] 薄切りにしたかぼちゃ、くし切りにした玉ねぎ、出汁、みそ、バター。 [ゴハン] 市販温泉卵、たらこ、納豆、千切りにした長芋、海苔の佃煮、ゴハン。 

調理の流れ:[みそ汁] 野菜を切り、小鍋に出汁とともに入れ、かぼちゃが柔らかくなるまで煮る。みそを溶き入れ、最後にバターを落とす。 [ゴハン] 好みの加減でたらこを焼き、納豆に添付のタレを混ぜおく。長芋を切る。器に盛ったご飯の上に、具材をのせ、真ん中に温泉卵を載せる。

 

出来上がった料理:「おなじみ食材のみそ汁」からどんどん美味しくなっていくかぼちゃを使ったみそ汁と、「のっけゴハン」より、これぞ家庭の味という贅沢温玉丼を再現した。

かぼちゃの甘みに玉ねぎのシャキッとした食感を楽しむ前に、お椀に顔を近づけると漂ってくるバターの香りにまず幸せを感じる。一口すすると、乳製品のコクがみその発酵した風味にとてもあっていることに気づく。北海道のみそバターラーメンを想像してもらうと納得してもらえるだろう。お子さんにも喜ばれそうなおみそ汁。

次に、温泉卵に、焼きたらこのつぷつぷした食感に長芋のしゃりしゃりした歯ざわりが混じり合って、納豆に海苔の佃煮!ここまで入れると舌がパンクしそうだけれど、混ぜ合わせると一体感が出て休日の朝に食べたくなる、ほんのひと手間かけた美味しさ。

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がっかりした朝ごはんに、遅めの昼あるいは早めの夕飯という1日2食の生活が三日間続くとこういうごはんが恋しくなる。 

 

京都のバーが東京で期間限定で開催したイヴェントをお手伝いさせてもらい、久々に実感したが、みんな京都が好きなんだなぁ。イベントの性格上、特にそういう人たちが集まったこともあるだろうが、京都のどこがそんなに良いのか、わたしには正直よくわからない。

わからないなりに、ようやく聴き始めた10-FEETの新譜で、歌詞に出てくる「しゃあないやん」ということばや文化は身に染み付いているし、好ましいものだなぁと思う。

この街では、例えばお天気が悪かったり、落ち込んでる人に「しゃあない」(「仕方ない」の意)と励ます。京都で生まれて暮らしていると、自分や人間の力が及ぶことは限られているのだから、とやかく言わずに受け止めて、やっていきましょうという考えは自然に学ぶもので、よその人には笑われるかもしれないが、長い間都があり、幾多の戦を経験していた場所に必然的に生まれ育まれたものなのかもしれない。


10-FEET - 1 size FITS ALL

<ごはん日記>

 

 

44~5冊目『みそ汁はおかずです』、『ひだゴハン』から初回はわかめ、長ねぎ、ごま油のみそ汁など

[44, 45-1]『みそ汁はおかずです』、『ひだゴハン』より初回はわかめ、長ねぎ、ごま油のみそ汁(みそ汁 p.32)、コロッケの卵とじゴハン(ゴハン p.86)

みそ汁:瀬尾幸子著、 株)学研プラス発行、 デザイン 関宙明、撮影 木村拓、スタイリング 大畑純子、編集 佐々木香織、 2017年10月3日初版発行 

ゴハン:飛田和緒著、 東京書籍 株)発行、 デザイン 遠矢良一、撮影 竹内章雄、スタイリング 久保原恵里、編集 松原京子、 2017年4月28日初版発行 

三連休の初日、当初は降水確率50%だったのが、朝より快晴。昼過ぎより夜まで働くので本日はお腹持ちのよいおひるごはんを。

調理時間:10分以内(出汁はとってあるものとして)

主な材料:[ゴハン] コロッケ、薄切り玉ねぎ、割りほぐした卵、めんつゆ、ざく切り三つ葉など。 [みそ汁] 乾燥わかめ、斜め薄切り長ねぎ、だし汁、味噌、ごま油

調理の流れ:[ゴハン] 野菜を切り、小さな容器に卵を割りほぐす。小ぶりの鍋かフライパンにめんつゆと玉ねぎを入れ、玉ねぎが柔らかくなるまで加熱する。コロッケを入れ一煮立ちさせたら溶き卵を回しいれ、蓋をして卵が好みの柔らかさになるよう火を入れる。器にゴハンを盛り、コロッケを汁ごとのせ三つ葉を散らせる。 [みそ汁] ねぎを切り、小ぶりの鍋に、乾燥わかめとだし汁と共に入れて、わかめが戻るまで煮る。わかめが開いたら火を止め、ごま油を加える。 

出来上がった料理:「ハイカラゴハン」よりコロッケを卵とじにした丼と、「おなじみ食材のみそ汁」より、わかめ、長ねぎ、ごま油のお味噌汁を再現した。

玉ねぎの甘みのうつっためんつゆにコロッケの油が旨味として加わり、それをとろんとした卵で閉じ込めてしまうと、夕暮れどきのスーパーで半額になっているコロッケを見かけたり、前夜の残りのコロッケが愛おしくなるほどの美味しさ。三つ葉が野菜室になかったので、築地で買った美味しい海苔をまぶしてみたが、これはこれで香ばしい匂いが漂って美味しい。

次に、みそ汁だが、わかめに長ねぎは定番中の定番の取り合わせ。わざわざレシピにしなくともと感じられる人も多いだろうが、そこにごま油を垂らすと、あら、まぁぐんとコクが出て新しい美味しさに出会える。揚げ玉を入れるようなイメージで、でももっとクリアなお味。なるほどね。ごま油という手があったか!

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今回より人気料理研究家二人の本を再現する。瀬尾さんのおみそ汁は具材たっぷりで、一品でお腹が満ちるヴォリューム。飛田さんのゴハンは混ぜたり、炒めたり、のっけたりとヴァラエティに富んだゴハン料理が掲載されている。

 

今回の現場は六本木。夜も更けてくると六本木はさすがに客層が違うなぁ。新宿とも銀座とも違う独特の色がある街。時々通っていたお料理教室が閉まってからはほとんど行くことも無くなったし、足繁く通うお店があるわけでも無いけれど、たまぁにふらりと訪れたくなる。昨日にも少し触れたが、引き続き今日、明日もこちらのイヴェントをぼちぼち手伝わせてもらっている(というていでずっと飲んでだけじゃないのか?という声も(笑))。たまたまお近くにいらして、ひょっと時間が出来たなんてことがありましたらお気軽に。

うえと salon&bar in 東京2017 | うえと salon&bar

 

3連休。11月という素敵な季節の流れを感じられる時間が過ごせますように。

<ごはん日記>

 

 

 

43冊目『おうちで美味しい韓国ごはん』から最終回はプルコギ定食

[43-7]『おうちでおいしい韓国ごはん』より最終回はプルコギ定食(p.24〜)

重信初江著、 株)主婦の友社発行、 デザイン 釜内由紀江、清水圭、撮影 土屋哲朗、山田洋二、佐山裕子、スタイリング 二野宮友紀子、坂上嘉代、編集 町野慶美、 2017年8月31日初版発行

本日halloween最終日という札を見かけて笑い転げていた昨日から一転した木曜はお肉に元気をわけてもらう。

調理時間:20分ほど(煮干出汁をとる時間は除き)

主な材料:[プルコギ] 薄切り牛肉、すりおろしりんご、醤油、はちみつ、ごま油、すりおろしにんにく、すりおろし生姜、ねぎ、にら、えのき茸、赤生唐辛子 [わかめスープ] 煮干出汁、乾燥わかめ、すりおろしにんにく、みじん切り青ネギ、炒りごまなど [ピーマンと煮干の甘辛いため] ピーマン、食べられる煮干、ごま油、炒りごま、醤油、はちみつ、すりおろしにんにくなど。

調理の流れ: [ピーマン] ごま油を入れたフライパンで煮干を煎り、細切りにしたピーマンを加えさっと炒め、ごま、調味料を加え混ぜ炒める。[スープ] 鍋で煮干出汁を加熱し、わかめ、にんにく、塩を入れてわかめが戻るまで煮る。器に盛りネギと煎りごまをふりかける。 [プルコギ] 野菜を切る。ボウルに調味料とすりおろしたりんご、にんにく、生姜を混ぜ合わせ、食べやすい大きさに切った肉を入れ揉み込む。しばらく置いてから、切った野菜も加え混ぜ、フライパンで一気に焼く。(レシピ外:赤唐辛子の取り扱いは要注意。できれば小ぶりのまな板を用意し、最後に切る。触った後は速やかに手を洗う)

出来上がった料理:「栄養満点!元気が出る!韓国の家庭料理を毎日の献立に!」にて紹介されているプルコギ定食を再現した。メインのプルコギは「第1章 韓国の定番ごはん」の章より、「第4章 素材のうまみと栄養がいっぱい!体が喜ぶ!なべとスープ」よりわかめスープ、 「第3章 さまざまな調理法でおいしく!野菜たっぷりの小さなおかず」よりピーマンと煮干の甘辛いための三品。献立にはコリアンポテトサラダも載っているが今回は割愛。

実家では毎日煮干の出汁を取っていたが、東京に来てからは久しぶりに水に浸けて出汁をとる。乾燥わかめと野菜室にあるもので作れて、お出汁の味そのものをしっかり味わえる美味しいスープ。韓国料理の味付けで定番の醤油とはちみつで甘じょっぱく照りのある炒め物は、にんにくが隠し味。香ばしく煎った煮干をはむはむ噛んでいると旨みがじんわり口に広がり、お酒の肴にも良い一品。派手さは無いが、ついついお箸が伸びる普段の食卓に似合う副菜。

主菜の韓国版すき焼き、プルコギはまず肉に下味をつけ、その後に野菜を加え混ぜると全体に味が染み込みやすくなる。赤唐辛子のぴりりとした辛さも、にんにくとしょうがのエッジも効いていて、求めやすいお値段のお肉でもぐうんと美味しく食べられる。これだけ美味しく自宅でお肉が食べられるなら、一度挑戦したいとかねてより狙っている「いき○りステーキ」に行かなくとも十分だなぁ。

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調理の流れでも記したが、赤唐辛子を扱う時にはご注意を。切った後にどれくらい刺激があるだろうとペロッと指を舐めてみたら、辛さにはかなりの耐性のあるわたしでも痺れた位なので。

まとめに代えて:主婦の友社より発行されている実用No.1シリーズより、お店で食べるものと思い込んでいた韓国料理、実はお家でとても簡単に美味しく作れます!がテーマの韓国料理本を取り上げた。これまで再現してきた本と比べるとスタイリッシュでは無いが、どんな調理器具が必要なのか一目でわかるようアイコンで表されていたり、一人分のカロリー、調理時間もしっかり表記されているのでとても使いやすい。ほとんどの料理は4ステップ以内でできるようにプロセス写真付きで手短にでも目でポイントを追えるように説明されている。

ナムル、キムチもこれだけ作れるようになればお家で大満足な作り方、彩りだったり、お味のヴァリエーションのレシピがある。聞き馴染みのある料理はほぼ網羅されているし、煮込みハンバーグ、グラタンやカプレーゼなんて面白そうな一品も。主菜、副菜のほか、韓国料理に欠かせない汁物や、甘いものもしっかり押さえられているので、これ一冊あれば定食やフルコースも作れるようになっている。お料理初心者さんでも、韓国料理に初挑戦〜作り慣れている方でも楽しめる内容。

重信先生の本は何冊かもっているものの、きちんと作ったのは今回が初めてで、どれもきちんと美味しかったので、これから色々作ってみよう。

 

先週より東京を離れ、静岡では電源をつけ忘れていた(ので単に重いだけの)電動自動自転車で数回大ゴケして周りに心配をかけつつ、久しぶりに昆虫博士たちと痛飲。翌日には京都に戻り、着実に予定をこなせていることに満足していたら、使い捨てコンタクトレンズを更新しに行った眼科で足元をすくわれる。

網膜に穴があいていることが判明し急遽レーザー治療を受けることになったため、楽しみにしていた10-feetのアルバム発売ツアー初日に行けず。いつもならくやし涙をぼぉぼぉと流すところだが、狂ってしまうスケジュールを組み直そうとするだけで精一杯。気持ちの余裕もないまま、昨日東京に戻ってきた。

家でゆっくりしているつもりが東京出張中の末弟より誘いがあり、急いでイルミネーションがきらびやかな街へ向かう。普段の1/4程度の酒量に抑えて数軒梯子しながら、二人で久しぶりに真面目なことを話し合い、離れて暮らしていても、京都に住んでいても年齢を重ねていくと兄弟間では余程じゃない限り、ゆっくり話す機会なんてなくて、だからこういう機会があってよかったねと互いにお礼を言いながら別れる。ほかにもいろいろあって不思議な夜であった。

明日より六本木でイベントを手伝わせてもらう予定。詳細は追って。

<ごはん日記>

 

 

 

43冊目『おうちで美味しい韓国ごはん』から6回めはチーズタッカルビ

[43-6]『おうちでおいしい韓国ごはん』より6回めはチーズタッカルビ(p.40〜)

重信初江著、 株)主婦の友社発行、 デザイン 釜内由紀江、清水圭、撮影 土屋哲朗、山田洋二、佐山裕子、スタイリング 二野宮友紀子、坂上嘉代、編集 町野慶美、 2017年8月31日初版発行

早朝は狐の嫁入り。太陽の光は雲の隙間から届いているのに雨も降っていた、そんな水曜は禁断の料理。

調理時間:30分ほど 

主な材料:一口大に切った鶏もも肉、ざく切りキャベツ、斜め薄切りねぎ、薄切り玉ねぎ、短冊切りにんじん、千切りさつまいも、コチュジャン、酒、ごま油、すりおろし生姜、すりおろしニンニクなど

調理の流れ:ボウルに調味料を混ぜ合わせ、鶏肉を入れて揉み込みしばらく置く。野菜を切る。ごま油を入れたフライパンを熱し、つけダレごと鶏肉を入れ焼く。玉ねぎ、にんじん、さつまいもを入れて炒める。キャベツ、ねぎ、水を加えて蓋をして蒸し煮にする。キャベツがしんなりしたら蓋を取り、全体を混ぜながらさらに炒める。フライパンの片側にタッカルビを寄せ、チーズを加えて溶けるまで加熱する。

出来上がった料理:「第1章 あの味がおうちで手軽に!韓国の定番ごはん14品をマスター」より、巷で大人気のチーズタッカルビを再現した。

今回はさつまいもをかなり細かい千切りにしたので半分ほどは煮崩れてしまい、結果とろみ分を増せたが、基本は甘辛い味付けで野菜をたっぷり食べられるタッカルビ。お好みでしめじやエリンギを入れたり、さつまいもの代わりにかぼちゃを入れても美味しそう。

そのおいしいタッカルビに、とろんとろんに溶けたチーズを絡ませながら食すと、……お、おいしくて頭も一緒にトロけそうになる。チーズも一緒に炒め合わせるのだと想像していたのだが、いや、違うね。これは韓国風チーズフォンデュだ。焼いた野菜や鶏肉をとろんとろんのチーズに絡ませて食べるからこそ堪らない味が生まれる。

ジムに行ってせっかく消費してきたものをどぉんと上回る高カロリー食だけれど、理性が吹っ飛ぶ美味しさ。誰だ、こんな料理を考えついたのは。けしからん(笑)

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流行っているものは食べておかなきゃと思いつつ、自作にして初めて食べる料理となった。これは流行るなぁ。間違いのなくおいしいもの。

 

今週末から秋の味覚を楽しみ、酔鯨する日々が続くので今日、明日は2コマ連続でジムに通う。昨日はMJことMichael Jacksonの名曲を集めたクラスを、本日はQueenのものを選ぶ。MJの音楽の方が断然に体は動かしやすいが、愛する英国の、そして思い出の詰まったQueenの曲は格別で、頭から湯気を出しながら(笑)気がつくと歌詞を口ずさんでいた。

"Bicycle race"は語学学校から湖水地方(ピーターラビットの作者が生まれた場所)に修学旅行の際、ワゴンの中でわたしが持っていたQueenのベストを流しっぱなしにして、留学生、運転してくれた英国人職員みんなで合唱したし、さらに遡ってアルバイト時では古田新太が属している劇団のスーパー☆ロックミュージカル劇中に"Bohemian Rhapsody"がかかるシーンで大興奮した相当数のお客様が座席の上に立ち上がり踊り出したのを、スタッフみんなで慌てて静めに回ったっけ。

懐かしさに動かされ、何気無く調べてみたらFreddie Mercuryが生前住んでいた家とロンドンでわたしが借りていた部屋は徒歩10分ほどの距離で、そうとも知らず幾度も通りかかっていたことに気がつき鳥肌がたつ。留学していた頃に彼はもういなかったけれど、そう。こんなことってあるんだね。もう10年以上彼の地を踏んでいないが、次に訪れることが叶うならGloucester Road駅に降りたとう。


Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]

<ごはん日記>