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300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

2冊目『十八番リレー』よりカンタンおつまみ3種

[2-1]『十八番リレー』より1回目「カンタンおつまみ3種」

高山なおみ、川原真由美 著、NHK出版発行、スタイリング 大畑純子、写真 広瀬貴子、企画・編集 鷲尾有子 発行2010年4月15日 2015年7月15日第6刷

NHKテキスト『きょうの料理』で連載された料理レシピ 24回分

レシピのほかに、高山なおみ、川原真由美のキッチン、台所用具、包丁のとぎ方やスーパーのビニール袋のたたみ方などがイラストや写真で紹介されている。

料理家高山なおみが自身のレシピより身近な人に好評で、作りやすく基本的なものを台所に立ってイラストレーター川原真由美に教えていくという内容。大切なポイントは写真ではなく、イラストで解説されており、川原さんが自宅に戻ってからおさらいを通して何を学べたかの「おさらい記」つき。

カンタンおつまみ3種(p.110~)

金曜の夜。疲れているものの、お酒はしっかり飲みたい。あまり手間のかかるものは作りたくない。かといって、洋風や中華の気分でも無いなぁで、紹介されている、いんげんの白和え、砂肝の塩炒め、刺身こんにゃくを作った。(砂肝が無かったので鶏ももを細切りにして代用)

この回は一番時間のかかる下準備、つまりこんにゃくを水からゆでている間に、豆腐を水切りし始め、その次は何をしたら3品がスムーズに、そして冷たい料理はきちんと冷えていて、熱いお料理はすぐに出来立てをすぐに食卓で食べられるようになるのかを考えてみようというコンセプトの回。30分で平行して3品を作っていき、段取りをする癖を付けよう!を目標として書かれている。

手元にすり鉢がなかったので、白あえの衣を作る際に、市販の練り胡麻を少量使ったが、それ以外は文章通りに作ってみると、料理を楽しみながら、とても気持ちのよい流れで30分以内にお酒の杯がぐいぐい進む肴が出来上がる。刺身こんにゃくのむにゅむにゅした食感をあっさりとしたポン酢風味でつまんでは、いんげんの白あえの濃厚な豆腐のねっとりした味にうっとりし、アツアツの鶏(本来は砂肝)の塩炒めを一口食べてはくいっと飲むという酒飲みにとっては至福の時間が流れる。特別な材料もいらず、こういう考え方で段取りをすれば良いのかと教わることが出来る秀逸なレシピ。いずれも優しい味なので、お酒を飲む飲まないに関わらずおすすめ。

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 <料理日記>

 

十八番(おはこ)リレー

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