300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

2冊目『十八番リレー』よりお刺身で2種

[2-6]『十八番リレー』より6回目「お刺身で2種」(p.94~)

高山なおみ、川原真由美 著、NHK出版発行、スタイリング 大畑純子、写真 広瀬貴子、企画・編集 鷲尾有子

快晴の金曜日。空が暮れなずむ間はゆったり過ごすつもりが、欲張ってスケジュールを組んだツケがまわってきた。帰宅が少し遅くなったし、今夜は何か軽めな品を作ろうとスーパーへ立ち寄ったところタイムセールの恩恵に預かれて、贅沢な晩酌に。

お刺身につけ添える調味料はわさび(しょうが、大根)をおろしたものにお醤油(ものによってはポン酢)。それ以外を加えることは想像だに出来ないし、それで十分に美味しいのだから良し!という人は案外多いのだろう。例えば、お魚は食べたいけれども、鮮度がどうかな…でもお手頃価格になっているし…うーんと悩むなら買おう!というきっかけだったり(本日の私)、食卓にちょっとした変化を加えたいときや、おもてなしにもおススメのレシピ。今宵は懐に優しいお刺身が買えたので、ささっと「すずきと帆立のカルパッチョ」、「ポキ」を下ごしらえして、冷蔵庫で馴染ませている間に、温かい副菜の「れんこんのじりじり焼き」(p.34~)を作り、白ワインをば。

香りがたつ野菜とパルミジャーノを混ぜあわせながら食べる白身のカルパッチョは勿論美味しいけれど、まぐろ(赤身)を使ったポキもお酒が止まらなくなるお味。あぁ、でも新レンコンを使った「じりじり焼き」のしゃきしゃき、ほっくりした食感もよくて、今宵もぐんぐん杯が進む。がんばった自分にも、皆さんにも、お疲れさま。よい週末を。

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