300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

3冊目『ケンタロウのいえ中華』よりマーボー豆腐など

[3-5]『ケンタロウのいえ中華』より5回目「マーボー豆腐」(p.16~)、「大根の八角漬け」(p.78)、「ピリッときゅり漬け」(p.78)

ケンタロウ 著、講談社発行、スタイリング 肱岡香子、写真 白根正治、編集 安武晶子 2002年5月15日発行

帰宅すると部屋の匂いがなんとも大陸風で、それはそれでよしとして、長時間の換気が必要になってきた5日目。今宵は"いえ中華"の料理本を再現しているのに、何故それを作らないのかと突っ込まれそうなマーボー豆腐と冷菜を2品。

「大根の八角漬け」(p.78)

味がなじみやすい大きさに切った大根の下準備に時間がかかるので、まずはここから。調味料の中で指定されているスターアニス八角)については、ケンタロウが目指した味とは異なるけれど、花椒を代わりに入れてもきっと美味しい筈。

「ピリッときゅり漬け」(p.78)

夏のきゅうりは水分がみっしり詰まっているため、麺棒でたたくには力がいるが、包丁で縦に何等分かに切った後に力を加えるとびびっと割れる。こちらも上の八角漬けと同じく、餃子やその他の温菜のお供にぴったりで、前の日より味を馴染ませるのも美味しいひと品。

「マーボー豆腐」(p.16~)

先日料理教室で習った麻婆豆腐レシピが究極だったので、今回作るつもりは無かったのだが、美味しそうな豚の挽き肉が手に入ったのでケンタロウのレシピを試してみることにする。ニラの青々しいにおい、びりびり舌に伝わる辛さと、木綿豆腐の甘さのバランスがさすがに美味しい。このレシピのとても優れている点は、豆腐をまるごと鍋(フライパン)に入れ、火を通しながらヘラで好みの大きさにくずしていくというところ。予めまな板や手のひらの上で豆腐を包丁で切らなくても、おいしいおうちマーボー豆腐が食べられることがわかるのってすごいこと。(本書では包丁で切った豆腐を使った写真が一部使われているが、お好みでどちらでも)

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