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300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

5冊目『SPICE CAFEのスパイス料理』より1スパイス10分レシピ諸々

[5-1]『SPICE CAFEのスパイス料理』より1スパイス10分レシピの品々

伊藤一城 著、アノニマ・スタジオ 刊行、写真 青谷慶、デザイン 根本真路、編集 渡辺由美子アノニマ・スタジオ

スパイスを使う料理に目覚めてから、ずっと気になっていた個々のスパイスの味や香りを知るために、本書の「一つのスパイスで、使う食材もできるかぎり単体で、なおかつ10分で調理できる、ごく簡単なレシピ」をいろいろと再現。

「ニンジンのサラダ」(p.8~)

クミンシードを使ったニンジンのラペ。これまでいろいろなレシピで作ってきたけれど、オリーブ油にクミンの香りを移したこの品が今のところ一番わたし好みに仕上げられた。

「シイタケとしし唐のマリネ」(p.10~)

コリアンダーのホール(実)を使ったガーリックオイルマリネ。簡単なのに今まであまり口にしたことのない味で、お酒の肴にもぴったり。冷たくても美味しいのでおもてなし料理としても使える。

「菜の花の炒め物」(p.16~)

季節がら、菜の花がなかったので、小松菜で代用。火を入れるとパチパチとはぜる(イエロー)マスタードシードの扱いに慣れるためにも何度か作らねば!な今後の課題レシピ。

「ヨーグルトとキュウリのサラダ」(p.22~)

カルダモンホールの匂いのあまりにすぅっと気持ちよく、どこかきりりとしていて、このスパイスが一度に好きになる。暑い日に食べるとこころまで静まるような水分たっぷりのサラダ。

「オクラとトマトの蒸し煮」(p.36~)

こちらのみ「数種類のスパイスを使って、日々のおかず」の章よりターメリックとカイエンペッパーを使う夏に美味しいサブジを再現。粘りがでないように火を入れたオクラとトマトが美味。

全て日本で比較的簡単に手に入るインド料理の基本的スパイス。それぞれの特徴を何となく掴みかけることが出来るし、野菜が主役なレシピが多いことや、保存には不向きなものは明記されているのがとても便利。独自にスパイスの足し算や引き算を出来る域にはまだまだ達せられないけれど、このレシピが足がかりになってくれることは間違いない。

通勤で利用する新宿駅の乗り換えは人の苛立ちや、疲れがこちらまで伝わってきて、いつまでたっても慣れることが出来ない。東京での暮らしにはむいていないんだなぁと心の中でつぶやきながら、休日の夕暮れ時をゆったり過ごす。いろいろなスパイスをまとった野菜をたくさん食べ、すっきりした白ワインを飲んでいたら、友人より3年ぶりに会おうという連絡が入り、出かけることに。こんなような東京の便利さはとても有り難く、良しも悪きも東京暮らしを満喫している。

f:id:mutsuki:20160711

<料理日記>