300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

10冊目『落合務のパーフェクトレシピ』より鶏胸肉の冷製 鶏ソース

[10-6]『落合務のパーフェクトレシピ』より6回めは胸肉の冷製 鶏ソース(p.94~)

落合務著、株)講談社発行、 撮影 青砥茂樹、スタイリング 千葉美枝子、企画・構成 白江亜古 2014年10月9日第1版発行 2015年3月6日第5刷発行

魚料理を再現するつもりだったのだが気に入る素材が見つけられず、(ある程度)安定した品質の鶏肉を使った料理に取り組むことにした。

調理時間:冷製にする時間を含めておおよそ1時間

主な材料:鶏胸肉、玉ねぎ、アンチョビ、ケッパー、マヨネーズ、牛乳に調味料。その他調理器具としてフードプロセッサーが必要。

出来上がった料理:ラディッシュケッパーを飾り、緑野菜をそえた。つい火を通しすぎてしまいパサつきがちな鶏胸肉をしっとりとした食感で食べられるよう簡単なコツが書かれているので、それに従えばアレンジで紹介されているサンドイッチやサラダに便利に使える保存食が出来上がる。上からかける鶏ソースもフードプロセッサーで撹拌した後マヨネーズと牛乳を加え混ぜるだけなのに、非常に美味しい。普段はマヨネーズをほとんど使わないが、これは味見のスプーンがと止められなくなるお味。フードプロセッサーでペースト状にした鶏胸肉が入った上、ケッパーの酸味がマヨネーズの味を引き締め、玉ねぎの甘さも加わり、あっさりした口当たりなのにドレッシングやディップにもあうどこか深い仕上がりのソース。(画像ではわかりにくいがソースの下にスライスした鶏胸肉がある)

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 冷製で、あっさりした鶏胸肉のお料理だから夏が似合うかな?という気もするが、サラダのトッピングやその他いろいろと使えそうなので季節を問わない料理だろう。

たまたま数ヶ月ぶりに丸一日オフとなった土曜、友人宅で持ち寄り料理の宴を開くことになった。数日前に再現したカチャトーラをメインに野菜の料理を数品作るつもりだったが、作り置きができる本品も作っていくことにする。築地で材料を買ってきたから明日は宜しくとのメッセージが入り、こんなノリも楽しいし嬉しいなと気分は上々。その後仕事中に届いていたメッセージを読み進めていくと、どこかで主旨が代わりわたしの料理を食べながら飲む会になったよう。いくら気心のしれた仲間とはいえ寄せていただいた期待には応えたいなぁで、終業後は即休日モードに入りゆるゆると緩んでいた気持ちをほんの少しだけ引き締める。

みなさまも、すてきな週末を!

<料理日記>