300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

11冊目『はじめてのスパイスカレー』より初回はカリフラワーとじゃがいものカレー

[11-1]『3スパイス&3ステップで作るはじめてのスパイスカレー』より初回はカリフラワーとじゃがいものカレー(p.28~)

水野仁輔著、株)パイ インターナショナル発行、 撮影 今清水隆宏、デザイン 根本真路、構成 長谷川卓美 2012年5月11日第1版発行 2014年3月16日第6刷発行

毎月恒例のスパイス料理、今回は何方を取り上げるか、かなり悩んだが先日出版記念イヴェントに参加させていただいた水野さんの著作を取り上げることにした。このところ肉肉していたので、まずはカリフラワーとじゃがいものカレーを再現する。

調理時間:30分ほど(じゃがいもの加熱時間を含めたが、電子レンジを使う場合は20分)

主な材料:4皿分が指定量だが画像は半量。この他グリーンピースが入る。

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出来上がった料理:使った青唐辛子が当たりで、筆者の描いた味よりもかなり辛くなったが、3つのスパイスだけでも、野菜だけでも十分にコクが有り美味しいカレー。カリフラワーのあまみとじゃがいものほっくりした食感に、表面をしっかり焼いたタマネギの旨味があいまって、ご飯にとってもあうお味。つけ添えは(本書に掲載されているレシピ以外より)ナスのアチャール(ピクルスに似た漬物)とニンジンのクミン和え。混ぜて食べると味の変化を楽しめる。

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 スパイス料理の本を再現し始めて4冊め。ようやくこのカレーにあうんじゃないかなぁとみつくろったつけ添えを作り始められた。日本料理で育ったので、どうしても見た目の色や形のバランスが気になるし、スープなどの汁物も添えたいところだけれど、程よい大きさの器が無いので今のところは断念。

テレビを持たない分読書に没頭出来る生活を送っているが、それでもまとまった時間はなかなか取れなくて今は年間100冊ほど。かつての乱読時代に比べると、量よりも、書店におもむきどんな本にどうやって巡り会えるかが面白くなっているが、昨日読み終わった『カレーライスの唄』阿川弘之著も平積みになっていたので購入出来た名作。昭和36年に始まった新聞の連載小説なので読みやすく、でも親子の関係や戦争という陰の部分もしっかりとかかれていて、読んでいる最中に何度か涙する。

カレーライスの唄 (ちくま文庫)

カレーライスの唄 (ちくま文庫)

 

 <料理日記>