300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

13冊目『笠原将弘「ごはん」を極める!』より梅、たこ、しその混ぜごはん

[13-2]『笠原将弘「ごはん」を極める!』より2回めは梅、たこ、しその混ぜごはん(p.51)

笠原将弘著、株)宝島発行、 撮影 竹内章雄、アートディレクション 菊池祐、スタイリング 梶山葉月、編集 小笠原章子 2016年1月7日第1版発行

初回は1章・季節の炊き込みごはんを、2回目は3章・混ぜるだけごはんより再現してみた。

調理時間:温かいごはんがあれば5分以内

主な材料:梅干し、ゆでだこ、青じそ、わさびにサラダオイル

出来上がった料理:小さく切って、わさびとオイルで和えたゆでだこのプリっとした歯ごたえと噛んだときに口に広がる旨味が、梅干しの酸っぱさで強調されて、お箸が止まらなくなるお味。(わさびはたこのにおい消しみたいなもので、温かいごはんに混ぜると辛味はほぼ消えるので余程苦手な方以外はぜひ入れて頂きたい)たこを切ってマリネしてごはんに混ぜ、青じそをのせるだけという手軽さなのに、そう思わせない美味しいのでちょっとしたおもてなしやおうち飲み会の〆にもおすすめの一品。

f:id:mutsuki:201609poh

昨日の焼きとうもろこしに引き続き、わたしにとってたこも夏のたべもの。毎年夏休みの2日間だけは福井や岡山に旅行し、野生児の父が素潜りで捕まえたたこを旅館やペンションで料理してもらった記憶が焼き付いているからだろう。毎年よくもあんなにたこが捕れたものだと今になって感心するが、祖父が古式泳法の師範をしていたので泳ぐ才能を受け継いだようだ。ラグビーやバトミントンの部活にのめり込んだ3人のこども(孫)達にまでは残念ながら伝わらなかったけれど、夏になるとたこを食べたくなる思い出は家族みんなが持っている。

シルヴァーウィーク最終の週末、東京はあいにくのお天気。気温はぐっと下がったものの湿度が高く洗濯物は乾きにくいものの、お肌にはよさそうだ。夏をやたらと恋しがっていたが、炒った銀杏と日本酒が美味しくなるころ。みなさまも、それぞれの秋を楽しむ週末を。

 <ごはん日記>