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300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

17冊目『夏カレー冬カレー』より2回めはバターチキン風カレー

[17-2]『夏カレー冬カレー』より2回めはバターチキン風カレー(p.46~)

脇雅世、渡辺玲著、株)大泉書店発行、 撮影 南雲保夫、アートデレクション 中川純、スタイリング 八木佳奈、編集協力 平山祐子、 2012年6月20日第1版発行

初回はカレールウを使った脇先生のレシピの再現、2回目はカレールウを使う渡辺さんのレシピを再現する。(初回に書き落としていたが、本書は日本風、欧風カレーが脇先生、スパイスを使ったカレーが渡辺さんのレシピとそれぞれ担当がわかれている)

調理時間:20分強

主な材料:鶏もも肉、トマト水煮缶、しょうが、にんにく、ガラムマサラ、バター、カレールウ、水、生クリーム等

調理の流れ:一口大に切った鶏肉にガラムマサラをもみこむ。鍋に入れたバターが溶けたらすりおろしたしょうがとにんにくを入れ炒める。香りがたったらトマト水煮缶と水を加えて一度沸騰させる。鶏肉を加えて火が入ったらカレールウを加えてさらに煮る。最後に生クリームを入れる。

出来上がった料理:トマトライス(p.74)を添えた。

インド料理のレシピでは鶏肉をヨーグルトでマリネすることが多いのだが、渡辺さんのものではバターと生クリームの2種類の乳製品で仕上げる。包丁の出番は鶏肉に、しょうが、にんにくを切るためだけなので、あらかじめ切られた鶏肉や、チューブに入ったしょうが等を使うのであれば、まな板も汚れない優れたレシピ。道具を使わないなら何を使うのかというと、手。鶏肉にスパイスをまぶしたり、トマトの水煮を潰したり、ルウを細かく砕いたり両手を使って作る料理。材料、プロセスも極めてシンプルでスパイスはガラムマサラしか入っていないのに、香り高いカレーに仕上がる。日本のカレールウの底力がきっとすごいのだろうと推測する。そこを理解し、こういうレシピを書ける料理研究家が存在することは有り難いこと。f:id:mutsuki:201611bcc

本書ではこのバターチキン風カレー(p.46~) に加えて、本格的にスパイスを使ったバターチキンカレー(p.70)も紹介されている。どちらも玉ねぎ、ヨーグルトを使わないという共通項はあるが、その他はかなり異なる。比較のためにバターチキンカレーを再現するかどうか、目下悩んでいるところ。

今日は違うアーティストについて書くつもりが、いつものように料理をしながら聴いていたFMで気になる曲がかかったので紹介する。The Lemon TwigsというNY出身の17歳と19歳の兄弟が作る音楽は、え?本当に10代のアメリカ人が作ったの?と疑うほどに懐かしい要素が詰まっていて、今後が楽しみな才能に出会えた。


The Lemon Twigs - These Words

<ごはん日記>