300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

18冊目『スープ』より5回めは牛すね肉と根菜の煮込み

[18-5]『一度にたくさん作るからおいしいスープ』より5回めは牛すね肉と根菜の煮込み(p.102~)

井原裕子著 成美堂出版発行、 撮影 木村拓、アートデレクション 遠矢良一、構成・編集・スタイリング 関澤真紀子、企画・編集 川上裕子、 2016年10月20日第1版発行

朝からよいお天気の金曜日は、時間をかけて処理したすね肉を使い和風スープを作る。

調理時間:2時間40分ほど

主な材料:牛すね肉、にんじん、ごぼう、れんこん、かぶ、しょうが、しょうゆ等

調理の流れ:牛すね肉は下茹でしてアクを取った後に、水で洗う。鍋にしょうが、水、すね肉を入れ弱火で2時間煮る。あら熱を取った肉を切り分け、煮汁はこす。鍋に煮汁、水、肉、にんじん、ごぼうを入れて煮る。10分経ったら、れんこん、かぶ、しょうゆを加えて更に煮る。

出来上がった料理:牛すね肉を2時間煮る必要があるが、前日に済ませておけば、意外とすぐに出来上がるスープ。肉を茹でた汁にしょうゆを加えるシンプルな味付けなので、これぞ牛のすね肉という肉のガツンとくる旨味をじっくりと味わえる。根菜類もゴロゴロ入っているので、煮返すと野菜から出汁も出てくるだろう。 毎日飲んでも飽きのこない味なので、多めに作っておけば、じんわりと身体もこころも温まるスープをしばらく楽しむことが出来る。

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牛すね肉はトマトソースやデミグラスソースで煮込むことが多かったが、煮汁にしょうゆを加えるという味付けだと、豚でも鶏でもない牛肉の味、特徴がよくわかる。牛肉は高嶺の花でなかなか手が出せないが、この冬はこのスープを何度か作ろうと思わせるほど後をひくお味。火を入れることで立ち上るおしょうゆの匂いもたまらなくて、海外から日本の空港に降り立つと、しょうゆの香りがすると言われるまでにこの国を代表する調味料なのだと感じる。

勤務あけに飲むお酒はたいてい美味しい。でも、仕事のミスを連発した今夜のワインはいつも程に味わえず。飲んで忘れるんじゃなくて、ミスの原因やどうしたら同じことを繰り返さないように出来るのか、70点代の対応策を冷静に考えてみる。

土曜は雨マークでも日曜は晴れで気温は少しあがる模様。日めくりカレンダーが随分と薄くなり本格的なカウントダウンに入る前に、少し息が抜ける休日となりますように。
<ごはん日記>