300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

19冊目『行正り香のお酢料理』より2回めはもやし担々麺

[19-2]『行正り香のお酢料理』より2回めはもやし担々麺(p.94~)

行正り香著 家の光協会発行、 撮影 川上輝明、スタイリング 澤入美佳、ブックデザイン  奥村啓子、 2015年6月6日第1版発行

休日、のんびりした時間を過ごした後に、さっと作れる麺料理を再現。

調理時間:10分ほど

主な材料:豚ひき肉、ねぎ、豆もやし、中華麺、辣油、粉山椒、白すりごま、しょうゆ、塩、砂糖、鶏ガラスープの素、酢など

調理の流れ:ごま油をひいた鍋にひき肉とねぎを入れて炒める。火が通ったら調味料と水を加えて煮る。茹でた麺の上にスープをかける。

出来上がった料理:担々麺には花椒を用いることが多いが、粉山椒を使うことが特徴的なレシピ。白すりごま、もやしがたっぷりと入り、あっさりとした担々麺に仕上げられるのが女性にとって嬉しいポイントでもある。やや和食に寄っている味付けなので、ほんのりとした粉山椒の辛味と香りが良くあっている。肝心のお酢はコクを出すために必要な大切な隠し味。これがないと全体がぼやけてしまうので苦手な方は少しずつ加えて調整してみると良いだろう。加熱することで酸っぱさは飛び、代わりにコクが増すという料理の面白さを知る事ができるから。

f:id:mutsuki:201611bttm

行正さんのレシピを再現して2回目だが、全国どこのスーパーでも手に入れやすい素材を用いセンスの良い料理を手早く美味しく作れるようにとてもよく考えられている。お酢を使った料理をもっと深めたくてこの本を取り上げたが、大正解。(詳しくは最終回のまとめにとりあげる)

京都に生まれ育ったからか、紅葉はわざわざ見に行くものではなくて、ふらっと散歩している最中にみかけた葉っぱの鮮やかな色に季節を感じるものだと思っていた。東京でも空が広がる、樹々がのびのびと育っている公園になんとか歩いていける街を選んだので、今朝は肌に気持ちのよい冷たさを感じつつ、いろんな色の落ち葉をかさこそ踏みながら歩きまわる。

休日明けの木曜は(も)雪が降る予報が出ている。この時期に聴きたくなるのがSIONの「雪かもな」。松田文さんのギターの音がSIONの声に寄り添っていて、二人のアコースティックライヴに行くのが本当に楽しみだったなぁ。

〜疲れたって言わなくなったのは、君が教えてくれたこと。からだとこころを持って生きてるんだから、疲れていないやつなんていやしない〜


雪かもな - SION

<ごはん日記>