300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

20冊目『今夜はこの鍋で決まり!』より6回めはモンゴル薬膳鍋

[20-6]『今夜はこの鍋で決まり!』より6回めはモンゴル薬膳鍋(p.66)

藤野嘉子、瀬尾幸子、堤人美、坂田阿希子著 社)家の光協会発行、 撮影 木村拓、スタイリング 佐々木カナコ、デザイン 米持洋介、 2016年11月7日第1版発行

夕方までは良いお天気だったのに夜は冷たい雨の火曜はラム肉を食べて温まる。

調理時間:(前夜に干ししいたけや貝柱を水に浸す以外では)20分ほど

主な材料:干ししいたけ、干し貝柱、クコの実、なつめ、春菊、キャベツ、玉ねぎ、白まいたけ、ラム薄切り肉、にんにく、しょうゆ、赤唐辛子、にら、香菜など

調理の流れ:干ししいたけ、貝柱は前夜に水に浸しておく。フライパンににんにくとごま油を入れ香りが立つまで炒め、粗熱がとれたらしょうゆを加える(タレ)鍋に湯を沸かし、切った干ししいたけ、ほぐした貝柱、クコの実、なつめを入れる。玉ねぎ、キャベツを加え柔らかく煮えたら、ラム肉、春菊、まいたけを入れさっと火を入れる。取り皿にタレ、赤唐辛子、にら、香菜と鍋のスープを加えて食す。

出来上がった料理:今回は坂田さんの「旅先で出会った絶品鍋」より野菜をたくさん食べられる薬膳鍋を作った。出汁の一部であるなつめは手元に無い方も多いだろうし、抜いても味への影響はさほどない(薬膳としての効用となると別だろうが)くたっとなった玉ねぎとキャベツの甘み、口に入れると香る春菊をラム肉に包み、生のニラがたっぷり入ったタレに絡めて食べると、ふふふと思わず笑顔になれるお味。ラム肉はちょっとクセがあり苦手な人もいるだろうけれど、食べやすいようにタレや出汁に工夫がしてあり、購入した2回分の肉が一度で無くなりかけるほどにはまる美味しさ。

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大満足で食べ終わり一息つくと、風邪が長引いて臥せっているおばにぜひ食べてもらおうと思う。おうちで食べるには斬新な鍋だけれど、この取り合わせとこの味はきっと喜んでもらえる筈だし、元気になってもらえそうだから。

ラムしゃぶといえばかつて年に3回は旅していた札幌にあるお店が思い出される。友人たちと盛大に騒ぎ、さんざん飲み食べていた思い出が懐かしく、また行きたくなるものの北海道を訪れる勇気がまだ出ない。冬の海で悲しい出来事があってから時は経ったけれど、わたしには訪れることの出来ない場所。

ホリデーシーズン突入で、東京のFMでもさかんに定番曲が流れるようになったが、2014年にband aidが再結成されていたのを今まで知らなかった。Sinéad  O'Connorなんて久しぶり。


Band Aid 30 - Do They Know It’s Christmas? (2014)

<ごはん日記>