300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

26冊目『野菜のごちそう』から2回めは野菜のラグーソース

[26-2]『野菜のごちそう』より2回めは野菜のラグーソース(p.122~)

 宮本しばに著、株)旭屋出版発行、 撮影 野口さとこ 宮本しばに、編集 松成容子、design 有)コーズ、  2013年11月1日初版発行

日曜の仕事を終え、帰宅後にものすごい勢いでお酒を飲んだ余韻が残る月曜だからこそコトコトとソースを煮込む。

調理時間:50分ほど(ポルチーニを戻す時間は除き)

主な材料:トマト缶、ドライ・ポルチーニ(もどしてみじん切り)、マッシュルーム(みじん切り)、玉ねぎ(みじん切り)、にんにく(みじん切り)、バター、パルメザンチーズなど

調理の流れ:オリーブ油とにんにくを入れた鍋をじんわり加熱し、香りがたったら玉ねぎを入れてきつね色になるまで炒める。マッシュルームとポルチーニを加え、さっと炒めたらポルチーニの戻し汁を入れて煮詰め、トマト缶と砂糖を加えてしばらく煮込む。ほどよく煮詰まったらバターとチーズを入れる。

出来上がった料理:「第4章 チーズ・乳製品味」より野菜ラグーソースと、ソースをベースにしたカリフラワーのラグーパスタを作った。野菜を主材として料理する時は、お子さんや男性にはバターやチーズといった乳製品ならではのコクがあるお味が喜ばれる(ことが多い)。そこにポルチーニの香りも加わるので、お肉が入っていなくても全く気にならないほど美味しいソースが出来上がる。みじん切りするのは面倒かもしれないけれど、マッシュルーム、玉ねぎに少量のにんにくなので、案外すぐに切り刻める。

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ソースを使ったパスタのレシピが3種類(カリフラワー、焼き茄子、レンズ豆)掲載されている中から、カリフラワーのラグーパスタを再現。ラグーソースだけでも美味しいけれど、一つの素材、一つの手間が加わると味がこんなに変わるものなのかと実感できる。つくづく料理は面白い。

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部屋中にソースの煮える美味しそうな香りが漂い始めると、これから出来上がる料理をたのしく想像しながらワインをちびちび飲める。においから美味しく出来たとわかるので、待つ時間は煮込み系の料理を作る醍醐味でもある。

 今の仕事は柔軟剤等の香るものはNGなので、愛して止まない香水を身にまとわなくなった。オフの日にくどくない香りをつけて気持ちを切り替えたりするが、普段は時間をかけて入るお風呂の入浴剤やボディオイルで十分。香りはないけれどエプサムソルトや水素バスは寒い時期には手放せないアイテムでオススメ。

<ごはん日記>