300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

27冊目『プレミアムな和サンド』から5回めは牛しぐれ煮+せりのサンドイッチ

[27-5]『プレミアムな和サンド』より5回めは牛しぐれ煮+せりのサンドイッチ(p.46~)

 ムラヨシマサユキ著、学)文化出版局発行、 撮影 木村拓、スタイリング 城素穂、編集 園田聖絵 浅井香織、  2017年2月19日初版発行

ホワイトデープレゼント(甥っ子が初めて自分で選んでくれた品)が1日遅れで届いた水曜は、浮かれて日本酒にあいそうなサンドイッチを作る。

調理時間:10分以内

主な材料:角型食パン(12枚切り)、牛肉のしぐれ煮(市販)、せり(3㎝長さに切る)、バター

調理の流れ:食パンの片面にバターをぬり、せり、しぐれ煮をのせてバターを塗った食パンをかぶせる。

出来上がった料理:「肉で」の章より市販品のしぐれ煮さえあれば、あっという間に出来上がるサンドイッチを再現した。京都でなら、しぐれ煮が売っているというお店を把握出来ているのだが、東京の行きつけのスーパーではなかなか見つけられず、故に地域によっては再現性が低いレシピかもしれない。

しぐれ煮の味にもお好みがあるだろうけれど、バターの風味とセリの香りが美味しさを高めてくれるので、どこぞの名店のものでなくとも大丈夫。甘辛く炊かれたお肉とサンドイッチ、想像以上にあうのでお試しあれ。

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いつも食事中はワインを飲むのだが、このサンドイッチをつまみながら日本酒を飲む時間はきっと楽しいに違いない。

夜のスーパーで買い物かご一杯に菓子パンを買っているサラリーマンの姿を見かけて、これがこの人の食を支えているのかと驚かされたことがある。それは見知らぬ人だからそう感じられるのであって、これがもしも菓子パン大好物な歌人穂村弘さんであれば、あぁほむほむ(穂村さんの愛称)だから仕方ない、逆に愛おしいとさえ思えるかもしれない。その人のことを知っているかそうでないか、あるいは好きなのか嫌いなのかで、ものごとの捉え方は随分変わる。好きな人が好きだというものには自分の点数も高くなりがち。

<ごはん日記>