300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

29冊目『有元葉子の「和」のお弁当』から5回めはこんにゃくと牛肉のしょうが煮弁当

[29-5]『有元葉子の「和」のお弁当』より5回めはこんにゃくと牛肉のしょうが煮弁当(p.52~)

 有元葉子著、東京書籍(株)発行、 撮影 今清水隆宏、スタイリング 千葉美枝子、アートディレクション 昭原修三、デザイン 植田光子、  2013年9月10日初版発行

朝はぽつぽつと雨降り。お昼以降は日がさして気温がぐんとあがった金曜日は牛肉さまのお弁当を食べる。

調理時間:10分ほど(下準備が整っているとして)

主な材料:(主菜 こんにゃくと牛肉のしょうが煮) こんにゃく、牛薄切り肉、薄切りしょうが、酒、みりん、しょう油 (副菜① 厚揚げの山椒焼き) 厚揚げ、塩、山椒 (副菜② 甘い卵焼き) 卵、塩、酒、メープルシロップ (副菜③ スナップえんどう) スナップえんどう (副菜④ キャベツと青じその浅漬け) 千切りキャベツ、千切り青じそ、塩など

調理の流れ:下準備(主菜) 下ゆでして一口大にしたこんにゃくをよく炒め、しょうが、牛肉を加えて更に炒める。調味料と水を入れて汁気が無くなるまで煮る。 (副菜①) 食べやすい厚さに切る。 (副菜③) 筋をとり、塩を入れた熱湯でさっと茹でる。  (副菜④) ボウルにキャベツと青じそ、塩を入れてしばらく置き、水気が出てきたら絞る。

当日(主菜) 作り置きしていたものを盛りつける。 (副菜①) ごま油を入れたフライパンで色づくまで焼き、塩と山椒をふる。 (副菜②) 割ほぐした卵に調味料を加え混ぜ、サラダ油を熱したフライパンで焼く。 (副菜③) 作り置いたものを盛りつける。  (副菜④) 水気をさっと絞り盛りつける。

出来上がった料理:「第1章 毎日のお弁当」より、品数は多いものの朝の作業量は少なく、楽に作れるお弁当を再現した。しょう油の香ばしさとみりんの甘味、しょうがの香りがしっかりとしみ込んだこんにゃくと牛肉、山椒がぴりっときいた厚揚げに、ほんのり甘い卵焼き、どれをどの順番で食べようかつい迷い箸になる。合間に食べるキャベツと青じその浅漬けが口直しとしてほどよくて、スナップえんどうの甘さときゅっとなる歯ごたえも季節ならではで味わい深い。

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主菜と副菜の組み合わせ、味、色味、歯ごたえとバランスがきちんと取れているお弁当で、このパターンを覚えられれば毎食の献立作りが楽になるだろう。(レシピでは甘味としてラズベリーが記されているので本来は赤色も加わる)

このところ真夜中にふと目が覚めて、スマホでインスタグラムを見て布団の中でケラケラ笑い転げていることがあって、そういえば実家に暮らしている頃に漫画を読みながら声を立てて笑っていたら、翌朝弟に怖いから止めてくれと頼まれたことを思い出した。大切な会議中にお偉いさんの不振な挙動が目に入り、下を向いて堪えようとしたのだけれど止められず肩をふるわせて笑っていたら隣席の同僚にも感染して迷惑をかけたこともあったな。クールであることを目指していた時期もあったのに、根っこにあるお笑い体質は覆い隠すことが出来ず。笑い上戸なのはもうどうしようもないとして、ツッコミ担当のつもりがおとぼけサザエさんだった事実はなんとかしたいところ(笑)

生活を一新させる春。東京では月火水木金土桜と言いたくなるくらいに花が咲き誇っている。休みの日くらい慌てずのんびり過ごせますように。

 <ごはん日記>