300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

34冊目『31日分の定食カレンダー』から初回は鶏肉の香味蒸し定食

[34-1]『ワタナべマキの31日分の定食カレンダー』より初回は鶏肉の香味蒸し定食(p.12~)

ワタナベマキ著、株)日本文芸社発行、 アートディレクション、デザイン 鳥沢智沙、 撮影 広瀬貴子、スタイリング 池水陽子、編集 飯村いずみ、 2016年9月20日初版発行

京都に戻っていたり、macの調子が悪かったりその他が積み重なって更新が滞っていたが、今週よりワタナベマキさんの著書を取り上げる。

調理時間:30分以内

主な材料:[主菜 鶏肉の香味蒸し] 鶏もも肉、三つ葉、みょうが、薄切りしょうが、しょう油,酢、ごま油、白いりごま [副菜① れんこんの白あえ] 絹ごし豆腐、れんこん(またはさやいんげん、アスパラ)酢、白ねりごま、白いりごま、しょう油 [副菜② わかめとトマトの酢の物] 塩蔵わかめ、トマト、千切りしょうが、酢、砂糖、しょう油  [副菜③ かぼちゃと青じそのみそ汁]  かぼちゃ、青じそ、だし汁、味噌など

調理の流れ: [副菜① れんこんの白あえ] 豆腐は水切り。酢を加えた熱湯にれんこんをいれて1分強茹でたら、水気を切る。(さやいんげん、アスパラの場合は固めに塩ゆで)豆腐と調味料をあわせてなめらかになるまで混ぜ、冷蔵庫に入れておく。食べる直前に取り出し、野菜と和える。 [副菜② わかめとトマトの酢の物] わかめは水で戻し、食べやすい長さに切り、トマトは2cmの角切りにする。合わせ調味料、しょうが、わかめとトマトを和え冷蔵庫に入れておく。 [主菜 鶏肉の香味蒸し] 三つ葉はざく切りに、茗荷は千切りにし、鶏肉は脂と側を取り除き、皮のついていなかった側に隠し包丁を入れる。耐熱皿に鶏肉の皮がついていた面を下にして置き、酒、塩をふりしょうがをのせ、蒸し器で蒸す。(※この間にみそ汁の準備し始める)鶏肉に火が通ったら食べやすい大きさに切り、みつば、茗荷をのせ、合わせ調味料をかける。[副菜③ かぼちゃと青じそのみそ汁] 青じそは千切り。鍋にだし汁、3cm角に切ったかぼちゃを入れて火に書け、柔らかくなるまで煮る。いったん火を止め味噌を溶き入れ、再びさっと火を入れてから青じそを加える。

出来上がった料理:毎日2〜3食のご飯を作る人にとって、悩ましいのは1日のメインの食事の献立作り。今回はマンネリ化しやすい献立の組み立て方を学べる本を取り上げる。

夏になると風味がぐんと豊かになる香味野菜をたっぷりあしらった鶏肉の蒸し物が主菜で、お好みによって茗荷や三つ葉の量を増やしたり、青ネギを加えてみたりアレンジしても美味。蒸すことで、あっさり、ふっくら仕上がった鶏肉は野菜がつんと香り立ち、隠し味のお酢でさっぱり食べられる。

そんな主菜に合わせるのはごまとお豆腐のほんのりしたあま味がうれしい白和え。歯応えが残るように茹でた野菜は白和えの衣をまとうことで、そのもののお味をより強く感じることが出来る。甘酢としょうがであえたわかめの歯応えが絶妙な酢の物は、これからぐったり暑さに疲れた時に口にすると、しゃきっとなれる美味しさ。かぼちゃのほくほくした甘味がダイレクトに伝わってくるおみそ汁は青じその香りがアクセントで、気温が高くても、あたたかな汁物ってやっぱり美味しいなぁと感じさせてくれる。

初回で要領を掴むのに手間取り、時間はかかったものの、それを充分に補える満足度の高い献立となっている。

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一食でこれだけのお野菜が甘かったり、酸っぱかったり色々な味付けで食べられて、身体もこころも満ち足りる定食だなぁ。

香味蒸しに使うお野菜は、野崎さんのように青じそ、かいわれ菜等取り混ぜてストックしておくと、麺類や揚げ物のつけ添えにさっと使えて、これからの季節は本当に便利。

www.lettuceclub.net

 

 ※只今スマートフォンで記しているため、出来ることに限りがあり、読みにくい箇所があるかもしれません。ごめんなさい。Macの機嫌をうかがいつつ(笑)近日中に加筆修正します。

<ごはん日記>