300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

36冊目『ひとり飲みのやせるつまみ』から4回めはとろっとチーズの炒り卵など

[36-4]『ひとり飲みのやせるつまみ』より4回めはとろっとチーズの炒り卵など(p.68~)

井原裕子著、 株)世界文化社発行、 デザイン 縄田智子、撮影 西山航、編集 相沢ひろみ、能勢亜希子、 2017年6月20日初版発行

湿気はあるが、綿の長袖シャツで快適な木曜は卵料理を。

調理時間:15分ほど

主な材料:[とろっとチーズの炒り卵] 卵、生の白マッシュルーム、レモン汁、チーズ、ラディッシュ、オリーブ油など。 [メキシカンサラダ] ミニトマト、アボカド、きゅうり、ミント、オリーブ油、塩・胡椒、レモン汁など。

調理の流れ:[サラダ] ヘタを除いたトマトは縦4当分に切る。アボカド、きゅうりは角切りにして器に盛る。食す直前に調味料を順に回しかけ、ミントを散らす。 [炒り卵] 石づきを切り落としたマッシュルームは薄切りにし、調味料を加えて暫くマリネにする。卵を割りほぐし、塩を混ぜる。油を熱したフライパンにチーズを入れ、溶けるまで焼き、卵液を一気に加え手早くさっくり混ぜ合わせる。器に盛り、マッシュルームと野菜を添える。

出来上がった料理:脂質などの代謝を促進するビタミンB2と食物繊維が豊富なマッシュルーム、卵にチーズとダイエット中でも、そうでなくとも幸せになること請け合いの一品に、抗酸化作用のあるビタミンEをたっぷり含むアボカドを加えたサラダを添えた献立。

主菜、副菜共にこってりしたお皿に見えるが、メキシカンサラダはミントがアクセントとしてとても効いているのでさっぱりと食べられる。きゅうりのパリッとした食感も食べ応えがあるので、暑くて火を使いたく無かったり、食欲の無いときはこのサラダだけで十分。ドレッシングは予め混ぜ合わせず、サラダの上に調味料を順番に回しかけるので洗い物が一つ減るのも嬉しい。

溶けるチーズの入ったスクランブルエッグはそれだけで美味しいが、上にマッシュルームを乗せると生だからこそ味わえる食感や、立ち上るきのこの香りをも味わえる。マッシュルームには白と茶色の2種類があるが、茶色は生食するにはえぐみがあるためトマト系煮込み料理以外は白を使うことが多い。添えたラディッシュはジアスターゼが豊富で消化不良を解消してくれ、ビタミンCも含み、葉の部分はβカロチン、そしてピンク色の実よりも多くのビタミンCがあるので捨てずに一緒に食べよう。

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確かジョン・アーヴィングの作品だったと思うが、主人公が公園のベンチに座って生のラディッシュにバターをつけて食べるという文章を読み、たまらずに真似たことがある。フランスでも定番の食べ方だが、食べた当時はさほど美味しいと感じられなかった。今ならどうだろう。バターは滅多に口にしないので、今度久しぶりにオリーブ油と岩塩でアレンジしてみよう。

 

夕暮れ時のFMラジオ、最低の恋愛体験というテーマで、以前付き合っていた彼が浮気がバレた時に、彼女と俺は前世で夫婦だったんだとのたもうたというリスナーの体験談を聞き、衝撃で暫く笑いが止まらなくなる。ここまで突拍子も無い言い訳なら、関西人なら面白いから今回に限りOKとしそうな気もするが、じゃあ私はなんなの?という問いに納得がいくような答えをくれることが前提か。いや、そもそも浮気は…。

夏は20年程前の曲が似合うようで、本日ラジオから流れ出た中より、"delemma", nelly feat. kelly rowlandと悩んでこちらを。


Babyface - Tender Lover

 

<ごはん日記>