300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

39冊目『おうちで食べようクイック麺』から初回はささ身と青梗菜のあえそうめん

[39-1]『ウー・ウェンさんのおうちで食べようクイック麺』より初回はささ身と青梗菜のあえそうめん(p.58~)

ウー・ウェン著、 株)講談社発行、 アートディレクション 昭原修三、デザイン 酒井由加里、撮影 今清水隆宏、スタイリスト 久保原恵理、編集 松原京子、 2007年5月21日初版発行、2008年6月10日 第2刷発行

他の候補と直前まで悩んだが、ウー・ウェンさんの麺料理の本を取り上げることに。外は長袖が丁度良い気温だが室内は熱気がこもる木曜は冷たい麺を。

調理時間:15分以内 

主な材料:そうめん、青梗菜、鶏ささ身、こしょう、酒、ごま油、粒マスタード、めんつゆなど

調理の流れ:青梗菜は食べやすい大きさに切り、湯通し後は水気を切っておく。ささ身は水、酒、こしょうで蒸し煮にし、粗熱をとりほぐしておく。調味料を合わせてタレを作る。茹でたそうめんは水洗い後、水気を切り、ごま油をまわしかける。器にそうめんを盛り、具をのせタレを回しかける。(*レシピとは異なるが、粗熱が取れたらささ身はタレに漬けておいた)

出来上がった料理:冒頭で書いたように、本日昼過ぎまでは別の本を取り上げようとしていたのだが、本棚からひょっこり本書出てきたので『あえ麺100』に引き続き、麺を主題とする。本書では中華麺、ビーフン、パスタ、そうめん、そば、うどんと6種類の麺で作る料理が掲載されているが、まずはそうめん料理から。

北京料理の先生らしく、冷水で締め、水気を切った後にごま油を加え混ぜ、団子状になることを防ぎ、ほのかなゴマの香りをまとわせる工夫が施されている。具材は、高栄養、低カロリーで高タンパク質のささ身に、ビタミンA,Cが豊富でミネラル分を多く含む青梗菜なので、疲れているときは、この一皿で大丈夫。しっとり仕上がったささ身の美味しさと、茹でてもパッきっとした食感に、めんつゆをベースに混ぜた粒マスタードのプチプチした歯ざわりと酸味が爽やかで、苦手なアレンジそうめん料理でもつるつると食べられた。

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最終回で改めて記す予定だが、料理本の企画ありきでレシピを作ったのではなく、ウー・ウェンさんが普段召し上がられている麺料理をレシピに起こされたものが多そうなので(推測)、安定感があるのだろう。

 

お昼を食べに行き、料理を待っている間にお客さんとレジ担当者が揉めている声が聞こえてきた。耳をすませなくとも聞こえてくるやり取りを通じて思い出したレジ会計について記す。

少なくとも東京のコンビニでは当然のやり方と化してきたが、商品代金を一万円札で支払い、五千円札と千円札数枚のお釣りがあるとする。お釣りを渡す際、レジ担当者は千円札を下にして一番上に五千円札を置いてお客様にお渡しするように指導されている(筈)。世知辛い話だが、従来のように五千円札を下にすると、手早く隠され、もらっていないとクレームをつけられることがあるからだ。そんなことそれなりの頻度で起こっているのだろうか?と懐疑的だったが、本日、500円玉に酷似した硬貨で支払おうとした人を目の当たりにして、初めて納得できた。好むと好まざるに関わらず、今後日本全国に広まっていく動きなのだろうなぁ。

<ごはん日記>