300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

40冊目『SAMURAIレシピ』から3回めは豆腐の鶏肉あんかけ

[40-3]『SAMURAIレシピ』より3回めは豆腐の鶏肉あんかけ(p.54~)

副島モウ著、 株)グラフィック発行、 アートディレクション&デザイン 相馬章宏、撮影 加藤新作、栄養計算 株)東洋システムサイエンス、スタイリング協力 cocochi、企画・編集 小池洋子、 2014年7月25日初版発行

朝の日射しがあまりに眩しすぎて、自分の瞳孔の開き具合を疑うことから始まった水曜はお豆腐料理を。

調理時間:20分以内(鶏肉が下準備できており、かつ電子レンジ不所持の場合)

主な材料:千切り茹で鶏むね肉、木綿豆腐、くし切り蕪、スープ、酒、アガベシロップ、醤油、水溶き片栗粉など

調理の流れ:豆腐は茹でて表面がぷるっとするまで火を入れる(レシピでは電子レンジ使用)。鍋にスープ、酒、アガベシロップ、だしの素、蕪を入れて火が通るまで静かに煮る。鶏肉、醤油、蕪の葉を加え一煮立ちしたら水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。

出来上がった料理:「main dish」より、363kcal、net carbs 28gの豆腐料理を再現した。

みっしり大豆の風味が豊かな木綿豆腐に鶏肉ベースのスープと和出汁を合わせたアンをかけるだけでも体の温まるほぉっこりする味なのだが、蕪の柔らかな甘みと食感が加わり染み入る美味しさになっている。仕事を終えて肌寒くなる夜道を抜けて帰宅後、口にできたら今日もいろいろあったけど、まぁ明日もなんとかなるよね!と思えるそんなお味。艶々と光るアンも含めてね、良いんです。おいしい。

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幾度も作ってきた料理なので、独自のアレンジが進んでいるが(笑)蕪がない場合は食べやすい大きさに切り下ゆでした大根と、春菊で代用しても美味。撮影時は蕪に九条ネギを合わせた。

 

刃が鈍ってくるとさっくり切れずに調理に時間がかかるしストレスなので、砥ぎ石を使って定期的に包丁のメンテナンスを行っている。石は予め水に浸して置かなきゃならないし、研ぎ終わると指は黒くなるけれど、次に使うときは万能ネギにかぼちゃも我ながら惚れ惚れとするくらい綺麗に切れる。台所道具を買うのは簡単だが、せっかく所持したのなら長く使えるよう手入れをしてあげると、そのうちに料理との関係が少しずつ変わっていく。

<ごはん日記>