300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

42冊目『10文字の魔法でプロの味』から6回めはさばのみそ煮

[42-6]『10文字の魔法でプロの味』より6回めはさばのみそ煮(p.82~)

さわけん著、 株)主婦の友社発行、 デザイン FLY、撮影 横田裕美子、スタイリング 鈴木尋巳、編集 辻岡直美、 2014年12月10日初版発行

あまりに暑くて朝から洗濯ものが多い水曜は、これでも10月だと思い出させる、ぽってりとした日本の秋の味を。

調理時間:10分ほど 

主な材料:さば、昆布、薄切り生姜、酒、砂糖、みりん、筒切りねぎ、豆腐、ししとう、合わせ味噌など

調理の流れ:昆布を水に浸し、野菜を切る。さばを半分に切り、塩を入れた熱湯にサッと浸し霜降りし、水洗いする。フライパンに昆布、水、生姜、味噌以外の調味料、さば、ねぎ、豆腐を入れ落し蓋をして加熱する。しばらく煮た後、ししとう、煮汁で溶いた味噌を加えてとろみが出るまで煮る。

出来上がった料理:「第4章 意外と簡単!お魚メニュー8」より、骨つきでうまみを出すさばのみそ煮を再現した。

塩入りのお湯にくぐらせて霜降りにすることで、秋が旬のさばの旨みを中に閉じ込め、煮崩れしにくくし、煮込み時間を短縮させるのがポイント。青背の魚は好き嫌いもあるので、ねぎ、生姜の香味野菜でしっかり臭みを消しながら煮込み、煮汁で柔らかく溶いた味噌を加えてサッと煮るだけで、おいしい美味しいみそ煮が出来上がる。和風の魚料理はなんだか手間がかかりそうだという印象をさあっと吹き飛ばしてくれる簡単・美味レシピ。

レシピで豆腐の指定は特になかったが、好みで焼き豆腐を、ししとうの代わりに満願寺唐辛子を使った。

レシピに書いてある作業をする上で、どういう効果があるのかな?と考えながら料理をすると、そうか、このワンステップを経るだけでぐんと美味しくなるんだと納得できるし、料理の腕前も上がり、もっと料理が楽しく、好きになると思います。

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鯖の味噌煮には誰がなんと言おうともピカピカに光った白いごはん。秋はごはんがおいしいな。

 

いま通っているジムは難易度の他に、最新ヒット、ハウス、ヒップホップ、ソウルにレゲエなど流れてくる音楽も選べるのだが、初めてrockがBGMのレッスンをとった。Nirvanaの"Smells like teen spirit"、Bon Joviの"Livin' on a prayer"(意識が半分飛んでいて定かでない)など、それなりに良いスピーカーから流れてくる音を聴いているだけで体がいつもより(ノッているぶん無駄に(笑))動かせる。やっぱりrockはいいなぁで終わると思いきや、最後にインストラクターが「普段みなさんrockは聴かれないかもしれませんが…」とレッスン内容を解説し始めて、え?なに?みんなrockは聴かないの?と驚愕。そういえば今よく耳にする、あいみょんの「君はロックを聴かない」なんてそのものだ。女性ヴォーカルが歌い上げているのだが、「僕の心臓のBPMは190になったぞ」なんてことばも含む男性の視点で綴られた恋心が切ない一曲。映画、音楽や本を通じて、できれば大事な気持ちを共有したくなるものだし恋愛とは深く結びついてるから、ことばの奥にある心情には深くうなずける。

〜君はロックなんか聴かないと思いながら あと少し僕に近づいて欲しくて ロックなんか聴かないと思うけれども 僕はこんな歌であんな歌で 恋を乗り越えてきた〜


あいみょん - 君はロックを聴かない 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

<ごはん日記>