300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

番外編:ワインが進むアヒージョのススメ

[番外編] 鱈の白子と白ネギのアヒージョ

月曜の昼過ぎより降り始めた雪により4年ぶりにまとまった量が積もり、買い物に出るのも億劫な天候の日にオススメのアヒージョを紹介する。 

調理時間:10分以内 

二人分の材料:鱈の白子 100g位、白ネギ 2本 、ニンニク 3かけ、アンチョビペースト 固形の1.5尾分くらい、オリーブオイル(ネギがひたひたになるくらい)、塩、胡椒

調理の流れ:①白ネギは3cmの長さに切り、ニンニクは潰す。白子は冷水でさっと洗い、厚手のキッチンペーパーに包み、水気を切る。②直火にかけても大丈夫な耐熱皿か小鍋にオイル、ニンニクを入れ火にかけて香りが立ったら、アンチョビペーストを入れて、溶き混ぜる。③ネギを縦に入れ、弱火でじっくり煮て、ほんのり焼き色がつきだしたら白子を加え、ぷっくり膨れてくるまでさらに弱火で加熱する。白子の上までオイルが浸からない場合は、スプーンなどで時々オイルを回しかける。④塩、胡椒で味を整える。

出来上がった料理:買い物に出るのが億劫と書いておきながら、白子を使うなんて!と突っ込まれそうだが、駅直結でスーパーがあるので、ワイン、食パン、白子くらい雪道を歩いたご褒美に買っても良いかなぁと自分を甘やかした。

アヒージョはタコや、エビ、牡蠣、釜揚げシラスなど海鮮類が入ると断然美味しくなるが、白ネギだけでもガーリックオイルで煮た甘みと、とろんとした食感が病みつきになる美味しさなので、疲れ果てて帰宅した時にオススメのレシピ。そのままでも十分だが、バケットの上にオイルごと乗せながら食べるのもワインにはよく似合って、食材の旨味が染み渡ったオイルをわしわし味わいたいところだが、このオイル、トマトソースを作る際や、炒め物に使うと味がいつもより2ランクくらいアップするくらい優秀に使えるので、ほんの少しだけ我慢すること。

(写真がうまく取れなかったので、次回作った際に補足する。→20190130に画像アップ)

f:id:mutsuki:201801ahj

 

2年前も積雪はしたが、ここまでまとまって積もるのは4年ぶり。5時ごろから起きて、朝一番のジムの予約状況をチェックするが、40数席のうちほぼキャンセルは出ず、すごいなぁと感心しながら早朝散歩に出かけ、そのまま2クラスめに出るためジムへと向かう。

昨日は昼過ぎより降り始めたため、お勤め先によっては早めに帰社出来たところもあるようだが、問題は交通機関。ハブである渋谷、品川、蒲田では16時頃より駅への入場規制が引かれ、帰宅しようにも駅に入れないし、だから電車、バス・タクシーにも乗れない状態。規制が解除されるまで、(飲むと足元が不安というから)ジムで体を動かすことにした人も少なからず居たよう。こんな天候なのに21時過ぎまでジムの予約枠がそこそこ埋まってるのには想像もつかなかった理由があった。

20cmくらいの積雪量は、雪が降る地域の人にとって取るに足らないものかもしれないが、雪がたまにしか降らない東京では災害レベル。乗り捨てられた車が路上に点在していたり、歩道では転んだ人の巻き添えをくらったり、ともかく狭いエリアに雪にあまり慣れていない人が密集しているので危険度はいやがうえでも上がる。暮らしている土地によって、事情は異なるので、自分の知識、尺度だけで(実際に触れていない、よく知らない)物事を図ろうとするのは危ういことだなぁと自分を戒める。

ここ東京でしばらく暮らしていると、これが日本の標準だとうっかりと錯覚を起こしそうになるんだけど、違うんだよね。


Marvin Gaye What's Going On Live 1972

<ごはん日記>