300と数十日の食卓

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50冊目『一皿でごちそう!わたしの煮込み料理』から初回は豚肉のシードル煮込み

[50-1]『一皿でごちそう!わたしの煮込み料理』より初回は豚肉のシードル煮込み(p.24~)

若山曜子著、 株)宝島社発行、 デザイン 福間優子、撮影 三木麻奈、スタイリング 肱岡香子、 編集 松原京子、2017年11月30日初版発行 

曇りがちの空。吹く風が昨日より少ぅし冷たくて、ジャケットの襟を立てた火曜からは煮込み料理を。

調理時間:30分ほど

主な材料:豚肩ロース(ブロック)、塩、粗挽き胡椒、ナツメグ、薄力粉、みじん切りにしたにんにく、半割りにしたチコリ、オリーブオイル、シードル、セージ、生クリームなど

調理の流れ:豚肉に塩胡椒、ナツメグをふり、しばらく置いてから、薄力粉をまぶす。鍋にオイルとニンニクを入れて熱し、香りがたったら豚肉を入れ焼き色がつくまで焼く。(*ニンニクが焦げやすいので、色が濃くなってきたらチコリを加えて鍋の温度を下げる)シードルを注ぎ、セージを加えコトコトと煮る。豚肉を切り、チコリ、煮汁を器に盛り生クリームを回しかける。

出来上がった料理:「豚肉の煮込み」より、とってもシンプルながら、豚肉とシードルの素材の持ち味を存分に味わえる一品を再現した。

チコリとシードル(リンゴを発酵させたアルコール。イギリスではサイダーと呼ばれる)が入手しにくいかもしれないが、ニッカや丹波ワインなどの国産メーカーも発売されているので、スーパーで見かけたら買って作ってみよう。豚肉に基本調味料をつけて、ナツメグ、セージ、ニンニクとシードルで煮込むだけなのに、体験したことのない美味しさに出会える。ポークソテーにリンゴソースを添えるのはイギリスでは定番で、でも生のリンゴを使ってソースを作るよりも、シードル一本でこれだけの料理が作れるのだから、このレシピはめっけ物。

リンゴの甘やかな、そしてセージの清涼感溢れる香りが部屋に漂う中、味わうチコリのほろ苦い風味と生クリームで濃厚さを増した豚肉の美味しいこと。煮汁がまた絶品で、残りそうなら、バゲットなどのハード系パンをちぎって加えて最後の一滴まで味わいたい。

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何度か作ったけれど、煮込めば煮込むほどに美味しさが増す。生でしかチコリって食べたことは無かったけれど、こんなに美味しい野菜だった?と感じられる。 

先日レシピだけ記したアヒージョに画像を追加。ネギは縦に並べて美味しいオイルをたっぷりと吸い込ませるのがポイント。一人で2本分くらいペロリと食べられる。

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昨日よりBrian Setzer Orchestraの来日公演スタート。諸々のスケジュール調整をしている間に、東京では唯一行けそうだった今夜のチケットを取り逃がす。非常に残念。明日からまた京都なので、金曜のなんばHatchになら行けるかな…。いや無理だ(涙)。ということで、明日からまたしばらく更新が滞る。

インフルエンザB型も多いが、A型が増えてきたので、みなさま、執拗なほどの手洗いとうがいで、ウィルスをくいとめられますように。


Brian Setzer Orchestra - Live in Japan HQ

<ごはん日記>