300と数十日の食卓

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50冊目『一皿でごちそう!わたしの煮込み料理』から6回めは鶏団子のブルーチーズ煮込み

[50-6]『一皿でごちそう!わたしの煮込み料理』より6回めは鶏団子のブルーチーズ煮込み(p.62~)

若山曜子著、 株)宝島社発行、 デザイン 福間優子、撮影 三木麻奈、スタイリング 肱岡香子、 編集 松原京子、2017年11月30日初版発行 

気温が急上昇し、厚手コートなぞもはや不要の陽気になった木曜は白ワインがぐんと進む濃厚な煮込み料理を再現。

調理時間:30分ほど 

主な材料:鶏ひき肉、みじん切りにした玉ねぎ、刻んだトマト、パン粉、塩、胡椒、薄力粉、食べやすい大きさに切ったカリフラワー、薄力粉、白ワイン、生クリーム、ブルーチーズなど

調理の流れ:ボウルにまずはミンチ、玉ねぎ、パン粉、塩を入れて粘り気が出るまで混ぜ合わせたら、トマトと胡椒を加え、さらに混ぜた後に一口大に丸めて薄力粉をまぶし、オイルをひいたフライパンで表面にしっかりと焼き色がつくまで焼く。鍋に鶏団子を移し、白ワインを加え、強火でアルコールを飛ばした後、水とカリフラワーを加え蓋をして蒸し煮にする。生クリーム、ブルーチーズを加えて仕上げる。

出来上がった料理:ブルーチーズを使った煮込み系料理では、ゴルゴンゾーラソースのスパゲティが家では作りやすいが、今回は一手間かけて鶏団子を作り、カリフラワーと共にコトコト煮込んだ料理を再現した。

ハンバーグなどボウルに入れてミンチを捏ねるのは手がペトペトに汚れるのが、(たいていの場合)男性にわかってもらえない弱点だが、鶏ひき肉は合挽きや牛ひき肉と比べると脂が少なく、手を洗えども洗えどもヌルヌルが取れないということも無く、ミンチ初心者でも作りやすい。隠し味に使うトマトに関してはレシピでは種を取り除いてから刻むと記されているが、戻したドライトマトを使うならそのプロセスは省けそう(一度レシピのまま作ってみられてから、お好みで)鶏団子を作る上で、このレシピが優秀なのは、玉ねぎを炒めないことと卵を使わないこと。分量通りでしっかりまとまり、もちっりとしたつくねが作れる。

生クリームを加えたのちに煮込みすぎるとせっかくの風味が損なわれてしまうので、そこにだけはご注意を。カリフラワーが少し硬いかな?という歯ごたえの時点で止めておき、自分のためやだれかのために美味しくご飯を食べる前に、弱火で加熱し直し、生クリームなどの乳製品を加えよう。

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生クリームやブルーチーズのうま味がどっしり基礎を支えていることもあり、最初はソースにノックアウトされるがもぐもぐ食べているうちに気がつくのはカリフラワーって、こんなに美味しい野菜だったんだ!ということ。淡白だけれど、この白いお野菜、甘くてとっても美味しいのです。

 

明日から日曜まで、吉祥寺でイベントのお手伝いをさせて頂くことになった。お近くの方、お気軽に遊びにおいでください。金曜は初日で諸々予想がつかないので、次は月曜に更新予定。

皆さま、すてきな休日を。

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