300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

[番外編] 牛すじ肉と大根のカレー

[番外編] 牛すじ肉と大根のカレー

桜がちらほら咲き始めた東京だが、雨が続くのでお花見日和は限られそう。ブログを始めて50冊めの料理本を紹介し終えて、これまで取り上げたレシピのいろいろな要素を取り込んだ料理を作った。

調理時間:2時間ほど 

3〜4人分の材料:牛すじ肉 250g 、大根 200g、舞茸 Mサイズ1パック、玉ねぎ 1玉、にんにく 1かけ、生姜 1かけ、コチュジャン 大さじ2、しょうゆ 小さじ1、日本酒 大さじ2、カレールー 2〜3かけ、赤唐辛子 1本、植物油 大さじ2、塩。(※牛すじ肉がない場合は、牛スネ肉で代用可能だが、下ゆでに90分ほどかける)

調理の流れ:[下準備] 鍋に牛すじ肉、ひたひたになるまで水を入れて沸騰させ、肉に火が通ったら、流水で一つずつしっかり洗う。大きいものは食べやすい大きさに切る。ボウルにコチュジャン、しょうゆ、酒を入れてよく混ぜ合わせ、スジ肉を加え混ぜて10分ほどおく。大根は2cmほどの厚さのいちょう切りにする。舞茸は手でほぐす。玉ねぎは1cmのくし切りにする。にんにくと生姜はみじん切りにする。

①深めの鍋に植物油を大さじ2と手でばらばらにほぐした赤唐辛子を入れ、香りが立つまで弱火で炒める。②玉ねぎを加えうっすら色づくまで中火で炒めたら、にんにく、生姜を加え、香りが立つまで炒める。大根、舞茸、塩少々を入れ表面が油でツヤツヤになるまでヘラで混ぜながら中火で炒める。③牛すじ肉をタレごと加え、一混ぜしたら材料に被るプラス3cmほどの高さまで水を注ぎ強火で一度沸騰させてから、大根が柔らかくなるまで弱火で一時間ほど煮る。④一度火を止めてからカレールーを割り入れ、溶かしてから、再び弱火で5分ほど煮る。味を見てしょうゆ(分量外)を加える。

出来上がった料理:何度か作ったものの、まだ完成形には至っていないカレーなので公開するかどうか随分と考えたが、時間をかけてより良いものに作り変えていこう!で、現時点のレシピをあげた。

カレールーを使うものの、スッキリした味に仕上がるのは、一番最初に赤唐辛子をパラパラにして種ごと炒めるため。

試作段階で、トマトや人参を入れたりもしたが、ピンとこなかったので無しにして、代わりに舞茸の旨味を加えた。味、香りともに絶品で、さらに包丁を使わずに使える素晴らしい食材(笑)

もっと美味しく出来るはずだよね。どうしたら変えられるかな。もやもや考えながら口に運んでいるうちにお代わりしている摩訶不思議な魅力を持つカレー。おうどんよりお蕎麦に合いそうなそんな雰囲気。

f:id:mutsuki:201803brc

和に偏るけれど、器に盛り付けてから小口切り九条ネギをパラパラとまぶしても美味しい。 

 

当初、このblogを始めた時の目標は料理本を50冊紹介することだった。2年かけてようやく50冊に到達するも、総投稿数は360日にはるか及ばず。更新ペースも平日5日間がここ最近は週に一度となり、どうしたものかと悩んだが、仕事以外の息抜きだったり、「食」を自主的に学べる機会でもあるので、今後もぽつりぽつりと続けていきます。

 

twitterの動画を貼り付けるのは初めてなので、うまくいくかどうかわからないが、この女の子の挑戦し続ける姿に自分を重ね合わせる人も多いのではないか。わたし自身、これだと感じられたものには七転び八起きで挑み続けてきた。幼い頃は、目前にある目標を達するべく淡々と取り組んでこられたが、ある程度年齢を重ねてくると、そして失敗を繰り返すと、ついいろいろと考えてしまう。うまくいかない要因はなんだろう?と内省するはずが、いつしか誰かのせいだったり、何かのせいになってしまったり、誰かのためを思って挑戦していたのにと問題がすり替えられてしまいがちになる。本質を見誤るな。挑戦し続けるのは自分のためなの。

成果は目に見えないことも多いし、人から十分に評価されなくても、納得出来るまで諦めずにやり続ければ良い。

 (こんな文章を打ちながら自分にがんばれと言い聞かせている(笑))

末尾になりましたが、つたないblogを読んでくださっている方々に支えられて、ここまでこれました。本当にどうもありがとうございます。これからもゆるゆると見守っていただけるととても嬉しいです。

 

<ごはん日記>