300と数十日の食卓

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51冊目『主役スープ150』から4回めはささみときゅうりの花椒スープ

[51-4]『野菜たっぷり具だくさんの主役スープ150』より4回めはささみときゅうりの花椒スープ(p.154)

エダジュン著、 株)誠文堂新光社発行、 デザイン 萩原美和、撮影 福井裕子、スタイリング 木村遥、 編集 太田菜津美、2017年10月12日初版発行 

表参道では、半袖Tシャツ率が高くなってきて、早くも夏の気配が漂い始めている4月1週目は中華風のスープを。

調理時間:15分ほど

主な材料:鶏ささみ、太めの千切りにしたきゅうり、メンマ、塩、砂糖、酒、醤油、花椒など 

調理の流れ:鶏肉に調味料をもみ込み、しばらく置く。鍋に、酒、水、鶏肉を入れて火にかける。(※ささみをしっとり仕上げるために、途中で火を止め蓋をして、余熱で中まで火を通す)粗熱が取れたら、食べやすい大きさにほぐす。茹で汁のアクをとり、鶏肉、きゅうり、メンマを入れて温める。醤油、塩胡椒で味を整え、仕上げに花椒をふる。 

出来上がった料理:「第4章 中華、韓国スープ」より、ささみを茹でた汁をベースとした中華風スープを再現した。

きゅうりは食感を残すためにあえて大きく切るため、包丁仕事もあっという間に終わるし、少ない材料で低カロリーな一品を作れるので、覚えておくと便利。但し、この手のレシピは材料を厳選しているので、鶏ささみ肉、メンマ、花椒は揃えたいところ。(きゅうりが無ければ、サヤインゲンでも代用がききそう) 

レシピだけを読むと、あっさりとした味を想像されるかもしれないが、メンマの味が前面に出るので、ちょっとばかりジャンクで、例えば餃子を作ったときに添えると絶妙だと思う。台所に長く立つのが億劫な日は、このスープに春雨をぽとりと落とせば、花椒の香り豊かなとともに体もこころも満足できる。

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花椒は大好きな香辛料なので常備しているが、無い場合は挽きたての黒胡椒をたっぷりどうぞ。

 

このところかかりっきりになっている、大きな転機になりそうな仕事の話が、大きいが故にもたついていて、ひとりであれこれ対応策をいろいろ練っている間に頭のてっぺんからプスんと煙が出て、思考停止状態になる。いつもは寝て解決するが、今回ばかりは眠れそうにも無いので読書で気分転換。

『希望』というものはもともと、『物事がそうだから』持つ、というものではなく、『そうであるにもかかわらず』持つものだ。という、ミヒャエル・エンデのことばに出会う。そうね。現状、見通しはもうつかなくなりつつあるが、誰に何をいわれようとも、希望は失わずに生きていけるとよいな。

<ごはん日記>