300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

56冊目『きちんと小鍋』から3回目はあさりと小松菜の塩バター鍋

[56-3]『遅く帰った日のきちんと小鍋』から3回目はきのこと鶏出汁の湯豆腐鍋(p.68~)

YOSHIRO著、 株)枻出版社発行、デザイン ピークス(株)、撮影 加藤史人、落合明人、スタイリング 松井緋音、編集 杉村貴行、 2018年11月30日初版発行 

この週末は大寒波到来とか。凍てつく日にはやっぱりグツグツとそして湯気がふんわりたちぼるお鍋。

調理時間:20分以内(あさりの砂抜き時間は除き)

主な材料:ざく切りにした小松菜、ほぐしたシメジ、砂抜きしたあさり、水、酒、有塩バター、醤油、塩、粗挽き黒胡椒 (281kcal)

調理の流れ:小鍋に水と調味料を入れて火にかけ、沸騰させる。小松菜を入れて沸騰したら、シメジ再び沸騰したらあさりを加えて殻が開くまで中火で煮る。

出来上がった料理:新春になると食べたくなるのがそろそろ旬なあさりなどの貝類。砂抜きに時間がかかりはするものの、魚を捌くことに比べれば断然手間はかからないし、魚臭問題も少ないので扱いやすい。酒蒸しやニンニク入りオリーヴオイルで炒めた後に蒸すことも多いが、今回はお鍋の主役に。

レシピ通りだと本当に簡単にできるが余裕があって、もうちょっと手をかけたい人は小鍋に水入れ、沸騰させてから酒などの調味料を加えてみよう。香りや風味がほんのちょっとだけれど豊かになる。

おともに白ワインのボトルを用意して、まずはスープから。あさりの出汁にバターのコクと香りが加わって、300kcalを切るにも関わらず(これはおデブの元になるかも?)うっすら罪悪感を感じさせるほどに満ち足りるお味。シメジを入れることで出汁も出るし、小松菜だけでは得られない食感が生まれるので、シメジがなくてもエノキや舞茸などキノコ類は入れたいところ。お腹がペコペコなら固めに茹でたショートパスタを入れるのも美味しいだろう。

芳醇な出汁を吸った小松菜の歯ごたえと、くっきりした緑を口にするだけで、パワーアップしたような気がするから不思議。冬は根菜が断然美味しいけれど、葉野菜もやっぱり愛おしい。

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このところ、ダイエットも兼ねて一日に魚介類、肉類、大豆タンパクはどれも必ず一品食べるようにしている。夕飯にあさり鍋でこんなに満足感を得らるなんて、幸せだ。

 

大きな主語で話したがる人に、自分こそが正義だと勘違いしている人が多くて、辛い。このところ疲れすぎているから受けるダメージが大きい。もしも朝扉を開けて雪が降り積もっていたのなら、白い世界を見られたらそれだけで元気になれそうだけれど、5時の時点ではただただ寒いだけ。 

今週の一曲は(いつ出来たんだそんなコーナー(笑))日本ではScott & Riversというユニットの方が人気なのかな?Rivers CuomoがギターヴォーカルをしているWezzerがカヴァーしたので最近また耳にするようなった"Everybody Wants To Rule The World"。


Weezer - Everybody Wants To Rule The World

 

さむぅい日がしばらく続きそうだし、インフルエンザがあいも変わらず猛威を振るっているけれど、空は春の色。休日を心地よく過ごせますように。

<ごはん日記>