300と数十日の食卓

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57冊目『料理が身につくお弁当』から3回めはミートボール弁当

[57-3]『料理が身につくお弁当』から3回目はミートボール弁当(p.32~)

角田真秀著、PHP研究所発行、撮影 今清水隆宏、デザイン 福間優子、スタイリング 朴玲愛、取材・原稿 福山雅美、 2019年3月27日初版発行 

降水率30パーセントなのに、外に出た途端、雨つぶにやられるのはいつも通りのこと。令和が二日目になっても雨に好かれるのね。で、カラッと乾いた空をイメージしたお弁当を再現。

調理時間:20分ほど(炊飯とミートボールを作る時間は除き)

主な材料:[ミートボール] 合い挽き肉、みじん切りにした玉ねぎ、卵、粉チーズ、片栗粉、マヨネーズ、粒マスタード、牛乳  [かぼちゃサラダ] ひと口大に切ったかぼちゃ、薄切りにした玉ねぎ、酢、塩、オリーブオイル  [パプリカ炒め] 食べやすい細さに切ったパプリカ、塩コショウ、オリーブオイル 

調理の流れ:[ミートボール] 前もってできる作業:鍋に水を入れ沸騰させておく。ボウルに合い挽き肉、玉ねぎ、卵、粉チーズ、片栗粉を入れ粘りが出るまで手でよく混ぜる。タネを丸めて鍋に入れてミートボールの中まで加熱する。余熱がとれたら冷凍可能なビニール袋に入れて冷凍庫へ。当日近辺:前夜から冷蔵庫で戻すか、電子レンジで解凍したミートボールをフライパンで炒め、調味料を加えてさっと炒める。  [かぼちゃサラダ] 小鍋にかぼちゃと水を入れて火にかけ沸いたら蓋をして柔らかくなるまで蒸し煮にする。調味料を加えマッシュする。玉ねぎはうっすら色づくまで炒めてかぼちゃに加え混ぜる。  [パプリカ炒め] フライパンにオイルを入れて熱し、パプリカを入れ塩コショウして炒める。 

出来上がった料理:本書にはお弁当の定番のハンバーグは掲載されていない。その代わりに登場するのが、冷凍保存出来て、照り焼きや甘酢あんなどの味付けで変化させられるし、小さいので副菜の量により個数を調整できるミートボール。
今回はスエーデン風の粒マスタードを使ったレシピで再現。玉ねぎはごく細よりは普通〜やや大きめのみじん切りにしたため、煮ている最中にどんどん外に出てきてしまい、切り方を間違えた!といったん反省したものの、出来上がりを口にしてみると玉ねぎの歯ごたえが主張していて、好みの食感となった。ひき肉を練るのは手がペタペタになるし、苦手な方も多いだろうが、指定の分量で作って冷凍しておくと、ミートボールスパゲティやコッペパンに挟んでホットサンドに出来たりとっても便利。
副菜は北欧らしく?黄色いかぼちゃサラダにパプリカの炒めものにスナップエンドウを塩茹でしたものを添えて。(春は豆類が元気で大好物なので頻繁に登場する)

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歯ごたえや味付けのバランスの取り方に慣れてくれば、時にテーマを持たせるのも楽しい。これはスエーデンの黄色をイメージした彩。

 

改元の瞬間は(渋谷は怖いし)いつも通り自宅で粛々と過ごす。何か特別なことをするでもなく、京都産の炒り番茶をいれてマグカップから立ち上る香りをかぎながら、物心をついた頃からこのお茶がある生活を送ってきたなと来し方に思いを馳せる。そしてふと太ももを見ると謎のアザが広まっていて、平成最後に近いあの日、泥酔のち記憶喪失で帰宅した間に何があったのだろう?いつの間にわたしはこんなオトナになっちまったんだろう(悔いは無いです(笑))

<ごはん日記>