8冊目『バラッツ流!絶品スパイスカレー』よりホワイトカレーなど
[8-6]『バラッツ流!絶品スパイスカレー』から6回目はホワイトカレー(p.102~)など
メタ・バラッツ著、ナツメ社発行 撮影 今清水隆宏、スタイリング 宮崎夕霞、編集 吉原信成/梅津愛美、 2016年7月4日第1版発行
一番作りたかった、そして食べたかったカレーにて本書の紹介を終える。それは発刊イベント時に数多有るスパイス料理の本にも滅多に掲載されておらず、青山の路面店で期間限定で出した際には好評を博したという西インドのホワイトカレー(パンダラ・ラッサカレー)。どんな味が待ち受けているのかパンダラ・ラッサ、パンダラ・ラッサっさ♪と口ずさみながら料理する。
調理時間:30分ほど
主な材料:カレーの黄色を出すターメリックや赤いスパイスは入らない。キャラウェイシードや白ごまが入るのも今まで扱ってきたスパイスカレーには無いレシピ。この他にはヨーグルトやココナッツミルクが必要となる。
出来上がった料理:ナッツ類特有のコクがでて今まで口にしたことの無い、なにかに例えるのが難しい美味しさ。たしかに美味しいのだけれど、果たしてこれは著者の目指した味を再現出来ているのかどうか見極めがつけられないので、これから自分が納得出来るまで何度か作るであろうカレーとなった(ポークヴィンダルーも未だ納得のいく味に至れていないのでスパイスカレー上、今のところの研究課題は2つ)つけ添えはポークヴィンダル(p.100~)、ポテトマサラ(p.44)、玉ねぎのアチャール(p.49)
まとめに代えて、この本からは1章と3章にあるカレーとサイドメニューを数品再現したが2章は和の素材×スパイスでつくるやさしいカレー(たとえばスパイス鍋など)が、その他にもガラムマサラ等のマサラ類、ナン、チャパティに土鍋で作るビリヤーニ。ラッシー、チャイなどの飲み物レシピが掲載されている。インド人の父親と日本人の母親をもつ筆者の視点で作られたレシピはほどよくおおらかでスパイスを熟知しているが故に日本に暮らす人たちの好みをきちんとおさえられていて、発刊後すぐに重版がかかった理由がわかる本。
夏バテか夏風邪か、体調が思わしくなく食欲もさっぱり無くて我ながら心配になっていたが、食材を仕入れ味見をしながら料理をしていると俄然元気になってくるから不思議だ。好きな音楽を流し、お酒をチビチビと飲みながら料理をしている時間にしあわせを感じる。
<料理日記>