9冊目『「時短」で作る料理は美味しい!』より豚肉とねぎのしょうゆ炒めなど
[9-2]『「時短」で作る料理は美味しい!』より2回めは豚肉とねぎのしょうゆ炒め(p.10~)など
ウー・ウェン著、株)マガジンハウス発行 撮影 青木和義等、デザイン 佐藤芳孝、 2015年7月23日第1版発行
「時短」料理の2回目は、うちでは定番と化している「豚肉とねぎのしょうゆ炒め」などの4品を再現する。
調理時間:塩をきゅうりに浸透させている30分の間に出来上がる。
主な材料:お豆腐、赤唐辛子と調味料以外はこのようなものを使う。
出来上がった料理:豚肉とねぎのしょうゆ炒め(p.10~)、豆腐の卵スープ(p.24)、なすの煮もの(p.38)、きゅうりのごちそう浅漬け(p.40)
この豚肉の炒めものに関しては、火加減、炒め方や野菜をどのタイミングで加えるか、なぜ葛粉を使うのかまでわかりやすく説明されているので、これを基本にすると肉と野菜の炒め物がいつもより上手に作れるようになる。あまりに美味しいのでいつも味見の段階で食べ過ぎる炒め物。豆腐の卵スープは出汁いらず。お豆腐、卵に岩のりがあればお豆腐のふるふるした食感がうれしいスープがすぐに出来上がる。なすの煮物は隠し味の唐辛子がよい働きをしていて、この時期野菜室でダメにする確率が高いなすをすぐに使いきれそうな位に箸が進むお味。これまで何種類かのレシピを使い分けてきたきゅうりの浅漬けだが、夏のきゅうりを使えるのならこのレシピが持ち味をもっとも味わえる。
以前の職場では有志が作った料理を食べながら各国のスタッフと交流する機会が多かった。自分の仕事やプロジェクトにのめり込みがちなので、横との繋がりを増やすという名目のもと、(仕事に差し障りの無い範囲で)宴がよく開かれていた。中国からの客人も多く、皮から作る餃子パーティがあればリクエストされてきゅうりの浅漬けを作ったものだ。大勢で紹興酒を飲みながら時間も忘れて意見を交わしていたことがふと思い出された。みんな元気で活躍しているんだろうな。
<料理日記>