300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

13冊目『笠原将弘「ごはん」を極める!』よりおいなりさん

[13-6]『笠原将弘「ごはん」を極める!』より6回めはおいなりさん(p.72~)

笠原将弘著、株)宝島発行、 撮影 竹内章雄、アートディレクション 菊池祐、スタイリング 梶山葉月、編集 小笠原章子 2016年1月7日第1版発行

炊き込みごはん、のっけごはん、混ぜるだけごはんにおかゆとぞうすいと再現してきたが、最終回は「第5章・ハレの日ごはん」よりおいなりさんを作る。

調理時間:温かいごはんとだしがあれば、30分ほど

おもな材料:油揚げ、だし、ざらめ、醤油、みりん、酢、白炒りごま等

出来上がった料理:写真をのせるまでもなく、これぞ定番のおいなりさん。さいの目にきった人参など具材を入れたくなるが、レシピ通りのこっくりした甘みがしみた油揚げがあれば、酢飯に白炒りごまだけでじゅうぶんにおいしいいなり寿司を簡単に作ることができる。いつももっと手間をかけていたけれど、ハレの日ごはんと銘打たれているけれど、たまにふっと食べたくなるおいなりさんを家庭で気楽に作れるこのレシピはとても便利。

f:id:mutsuki:201609oinari

まとめに代えて:第1章・季節の炊き込みごはんでは、季節の海のものと山のものを組み合わせることや、2〜3種類の材料を組み合わせるだけで手軽にできる第3章・混ぜるだけごはん等、ほぼ5ステップ以内で作れるように考えられているレシピばかり。ごはん以外にもふりかけ、漬けもの、副菜や汁ものの作り方が紹介されていて、例えば魚の煮付けなどを作らなくともごはんとその他の組み合わせで十分満足のいく食卓となる。研ぎすまされたレシピはさすがプロのもので初心者から、料理のレパートリーをもっと増やしたい方にとっても新しい定番を作ることが出来る一冊。

 スマートフォンの調子が安定しないのはひどく不便。いっそ解約すればいろいろなストレスから解放されるんだろうなぁ。お金もかかるし、MaciPod touchがあれば案外なんとかなるのかもと考えはじめる。

<ごはん日記>