300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

14冊目『ベジ豆カレー』よりアルーゴビ

[14-1]『ベジ豆カレー』より初回はアルーゴビ(p.21)

マバニ マサコ著、株)柴田書店発行、 撮影 日置武晴、デザイン 中村善郎、スタイリング マバニ マサコ、編集 長澤麻美 2009年12月25日第1版発行

これまで日本人や、日印の御両親を持たれる方のスパイス料理を再現してきたが、いろいろな視点のスパイス料理を学ぶべく、今回はインド系イギリス人の夫をもつ日本人が作るスパイス料理の本を取り上げることにした。

調理時間:30分ほど

主な材料:画像の他に生姜、トマトペースト、水など

f:id:mutsuki:201609agm

調理の流れ:ホールスパイスは油で炒めて香りを引き出す。主材の野菜(じゃがいもとカリフラワーは下ゆでしておく)を入れて加熱し、パウダースパイス、塩と水を加えて煮る。

出来上がった料理:ベジタリアンカレーとして人気のあるじゃがいもとカリフラワーのカレー(アルーゴビ)なすのグジュラティカレー(p.32)。今まで取り上げてきたレシピではトマトをペースト状になるまで煮詰めるものが多かったが、今回はトマトの水分と甘みをじゃがいもに吸い込ませるので手間も時間も短縮される。たかがワンステップとはいえ、ここを省いて、かつ美味しい料理が作れるのは嬉しいところ。20分ほどで作れるなすのグジュラティカレーは、少量加えた生クリームによって優しいコクが生まれて、こちらもとても美味しい。

f:id:mutsuki:201609ag

 玉ねぎを炒める工程が少ない本書からは1日2種類のカレーを再現していく予定。2口コンロでもほぼ30分以内に作れそうなものが多く、特殊な材料も少なくて気軽に作れるレシピがぎっしりつまっているし、現在治療中の歯に負担が少ないので張り切って作れそうだ。

仕事帰りに友人が参加している手作りパンのイヴェントを覗きに、祖師ケ谷大蔵へ向かう。活気のある商店街に飲食店もたくさんあって、でも一歩脇道にそれるとりっぱな柿のなる木が植わっているおうちに出会えたりする、この暮らしやすそうな街も今回東京に戻ってから訪れはじめた。友人と出会っていなかったら多分足を向けることが無かった場所。まだまだそんなところが東京にはいっぱいある。

ウルトラマンを生んだ円谷プロの本社があるため名付けられているウルトラマン商店街。いろんなキャラクターののぼりがあるが個人的にピグモン押し。明日から10月に入り、気持ちは秋めく。食欲、読書にスポーツとどれも楽しめる季節。みなさまも気持ちよい週末を。

f:id:mutsuki:20160930160252j:plain

<ごはん日記>