300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

16冊目『割合で覚える和の基本』より3回めはぶりの照り焼き

[16-3]『割合で覚える和の基本』より3回めはぶりの照り焼き(p.22)

村田吉弘著、NHK出版発行、 撮影 山本明義、デザイン 中井有紀子、スタイリング 肱岡香子、編集 米村望、奈良結子、 2001年10月15日第1版発行 2016年2月20日第45刷発行

これからどんどん寒くなり美味しくなる魚だが、天然ものがではじめたブリを使った定番料理を再現した。

調理時間:5分ほど

材料:ぶり、しょうゆ、みりん、酒

調理の流れ:フライパンで、ぶりの両面ともに焼き色をつける。合わせ地を加え、煮る。

出来上がった料理:ごはんが進んで止まらなくなるぶりの照り焼きが、洗いものも少なく、とても簡単に出来る。切り身の魚は2切れ以上がパックされていることが多いが、お弁当にも使えるので、多めに作ってよし。あまりに簡単に作れるので、もう少し手を加えたいと感じられるなら、2種類の醤油(薄口と濃口)混ぜると味に深みがでる。表面にからみついた甘辛いタレと、中の白い身の部分のみっしりした柔らかさが口の中であわさると、ごはんが食べたくなること請け合い。

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秋になると魚が食べたくなる。ごはんもつやつや光る新米の時期は特にこうした魚料理が食卓にのぼることが多い。手軽につくれてすこぶる美味しい。和食って、なんて素晴らしいんだろう。

甥っ子が反抗期に突入して、まわりが手を焼いているらしい。わたしの場合もすぐ下の弟の時には母が苦労していた。夕飯を食べた後に口論になり、靴も履かずに家を飛び出した弟の後を、靴くらい履きなさい!靴!くつ!!と慌てて、靴をもちながら追いかけていった母。結局追いかけっこになり町内を一周し、笑いながら戻ってきた姿をみて、反抗期といえどもうちは大丈夫だわと少しあきれながら安心した。

<ごはん日記>