300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

16冊目『割合で覚える和の基本』より5回めは豚汁

[16-5]『割合で覚える和の基本』より5回めは豚汁(p.83~)

村田吉弘著、NHK出版発行、 撮影 山本明義、デザイン 中井有紀子、スタイリング 肱岡香子、編集 米村望、奈良結子、 2001年10月15日第1版発行 2016年2月20日第45刷発行

寒くなってくるとほっくり美味しい温かい汁物を再現。

調理時間:10分ほど

主な材料:豚バラ肉、しいたけ、ごぼう、にんじん、こんにゃく、みそ、出汁

調理の流れ:こんにゃくは下ゆでし、野菜はそれぞれにみあうように切る。鍋に出汁と具材を入れ野菜が柔らかくなるまで煮る。最後に味噌を加えさっと沸かす。

出来上がった料理:きゅうりとわかめの酢の物(p.19)春菊のおひたし(p.60)のほうれん草版に塩鮭の和定食。温泉卵も作りたかったが、あれこれ欲張りすぎるのもよろしくないな!で、楽しみは明日以降にとっておく。レシピになかった玉ねぎも加えたので具沢山の豚汁は旅行中の野菜不足を解消してくれるし、豚肉から出るこっくりした動物性のうまみと野菜から出る出汁に味噌の味が、ほぉおっとため息をつくほどに美味しい。

全ての野菜が揃わなくともあるものを使えば、例えばさつまいも、玉ねぎ、にんじんでもよいし、ごぼうだけでも十二分に美味しい豚汁が作れるので、気負いすぎずに作ってみるとよい。

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昨夜空港からの帰り道、電車に揺られながら、朝ご飯は豚汁と白米、焼き魚にしようと決めていた。旅先での外食はとっても楽しいけれど、何をつくろう?あれ食べたいなぁとあれこれ考えるワクワク感もたまらない。今日も久しぶりにスーパーに行くとおいしそうな野菜その他生鮮食品がたくさんあって、気がつくとカゴいっぱいの食品を買い込んでいた。香港で連日スーパーや食材店を覗いたり、1日4食のペースで食べ歩いて「食」をめぐって贅沢な、しあわせな時間を過ごせたからこそ、家で作るじぶんの料理をもう一度見直せる気がする。

<ごはん日記>