300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

18冊目『スープ』より3回めは高菜と豚肉のスープ

[18-3]『一度にたくさん作るからおいしいスープ』より3回めは高菜と豚肉のスープ(p.104~)

井原裕子著 成美堂出版発行、 撮影 木村拓、アートデレクション 遠矢良一、構成・編集・スタイリング 関澤真紀子、企画・編集 川上裕子、 2016年10月20日第1版発行

冬の東京らしい風の強い水曜日。こんな日はことこと煮込んだ中華風のスープを再現。

調理時間:90分ほど

主な材料:豚バラ肉(ブロック)、白菜、高菜漬け、紹興酒、ねぎ、しょうが、赤唐辛子、にんにく等

調理の流れ:豚肉はブロックのまま水をはった鍋にいれ、煮立ててアクをとったら水で表面をさっと洗う。きれいにした鍋に肉、水、酒など調味料と香味野菜を入れ1時間煮る。鍋から具材を取り出す(豚肉はさましてから切り分ける)。煮汁を煮立て、にんにく、赤唐辛子、千切りにした白菜と高菜漬けを加えてしばらく煮る。最後に豚肉を戻し入れさっと加熱する。

出来上がった料理:コトコト煮た皮付きの豚バラ肉のぷりっとした弾力とこっくりとした出汁の旨味に、高菜漬けの酸味、白菜の甘みと唐辛子の辛さがとてもバランスよくあわさり、一口すすると「わぁ。美味しい〜」と思わず声が出るほど深い味が生まれる。時間はかかるけれど、この美味しさはおうちで作って体験してほしい。この料理を作るために高菜漬けを求めスーパーを数軒ハシゴしたが、その価値があるほどのお味なので。

アレンジとして、春雨を加えるとお腹持ちもよく、忙しい朝の一品や飲んだ後の〆によい。

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実家ではぬか漬けの漬物を作って食べていたので、お漬物をよそで買う事はほとんど無かったが、辛子高菜は見つけるとつい手が伸びる。チャーハンやスパゲティなど麺類にも和えるだけで実に美味しい一品が作れて、冷蔵庫にあると重宝する材料だから。今回スーパーを回ってみて辛子高菜を置いているお店は高菜漬けを置いていないし、逆もしかりということに気がついた。両方置いてくれれば良いのに…。

しばらく前にHi-STANDARDの新譜がゲリラ的に発売されたことを記したが、それにあわせて17年ぶりのショートツアーも発表となった。日程をにらみつつ、仙台、新潟の先行および一般の抽選を申し込んだが、かすりもせず。みんなが待ちに待ったというか、まさか新譜が出るなんて、ツアーをやるなんて予想だにしていなかったバンドだから、今回の奇跡的なチケットは取れなくても次の機会があると前向きに諦める。あぁ、いつか彼らの音を生で聴ける日がきますようにと願いながら、stingのイヴェントに望みを繋ぐ(笑)


Hi-STANDARD- ANOTHER STARTING LINE- Full ver.(OFFICIAL VIDEO)

<ごはん日記>