300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

18冊目『スープ』より4回めはかきのチャウダー

[18-4]『一度にたくさん作るからおいしいスープ』より4回めはかきのチャウダー(p.61)

井原裕子著 成美堂出版発行、 撮影 木村拓、アートデレクション 遠矢良一、構成・編集・スタイリング 関澤真紀子、企画・編集 川上裕子、 2016年10月20日第1版発行

冬のにおいがする木曜は、野菜のスープストックさえあればすぐに出来るチャウダーを再現。

調理時間:30分ほど

主な材料:かき、セロリ、玉ねぎ、にんにく、ディル、白ワイン、野菜のスープストック、生クリーム、バターなど

調理の流れ:鍋によく洗ったかき、白ワイン、水を入れて蒸し煮にする。いったん冷ましてからかきを取り出し、蒸し汁にスープストックを加える。鍋にバター入れたバターが溶けたら、みじん切りにした香味野菜を炒め、白ワイン、蒸し汁を注いで煮る。最後にかき、生クリームを加えてさっと火を入れる。

出来上がった料理:手間ではあるが、最初にかきを蒸し煮にすることで、ほどよく弾力のあるぷるっとした食感が残り、また貝類特有のうまみを汁にうつすことが出来る。セロリとディルの香りもほんのり漂って上品、でも生クリームとバターのコクがありしっかり食べ応えのあるスープ。かきを使ったレシピの中では、ここ数年の中で一番おいしく作れておすすめ。

今回は洋風のスープボウルに盛りつけたが、休日のブランチならマグカップに小さめのフォークで、ふぅふぅいいながら食べるのが似合いそう。

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寒くなり、かきがぐんと美味しくなってきた。お店のメニューに並んだフライ、焼いたものに生とそれぞれが魅力的で、あれもこれもとつい食べ過ぎてしまう。おうちだとスープや炊き込みご飯、鍋料理が扱いやすい。

第三木曜日はボージョレ・ーヌーボーの解禁日。お店に行けば飲み比べながら買えるのはわかっていつつも、今年も馴染みのワインショップから白、ロゼ、赤の3種類を送ってもらう。毎年いろいろな褒め言葉がならぶ新酒のお味。今年は2015年よりもずっと好みの口当たりで美味。仕事を終え、おうち料理で温まり、新酒で酔える、なんかこういう時間を過ごせるのは良いなぁ(杯が進んで寝たので、この時間の更新となったが(笑))

<ごはん日記>