20冊目『今夜はこの鍋で決まり!』より初回は常夜鍋
[20-1]『今夜はこの鍋で決まり!』より初回は常夜鍋(p.14~)
藤野嘉子、瀬尾幸子、堤人美、坂田阿希子著 社)家の光協会発行、 撮影 木村拓、スタイリング 佐々木カナコ、デザイン 米持洋介、 2016年11月7日第1版発行
準備をする月の始まりは鍋料理を再現。
調理時間:食べ始められるまで10分ほど
主な材料:豚バラと豚ロース肉、白菜、ほうれん草、青ねぎ、しめじ、昆布、梅干し、にんにく、酒など
調理の流れ:鍋に水、昆布、梅干し、にんにく、酒を入れて煮えたら、食べやすく切った野菜類と肉を入れる。
出来上がった料理:藤野さんのレシピより「毎晩食べても飽きない」の意からつけられたという常夜鍋。煮たにんにくのかおりをふんわりかぎながら、豚肉で巻いた野菜に、ちょびっとずつくずして食べる梅干しのまろやかな酸味を加えて食す。さっと出汁のなかで踊らせた野菜と豚肉が美味しくて、準備していた野菜がみるみる間に無くなっていく。今回はポン酢だれだでさっぱり頂いたが、レシピもついているごまだれでも作ってみよう。
梅干しとにんにくを入れること、野菜が均一に火が入りやすいようにそれぞれ見合った大きさに切り分けておくこと、この2つが何でもないように見えて大切なポイント。
実家での常夜鍋は昆布だしで具材はほうれん草と豚肉の2種類のみだったが、このレシピも気に入るに違いないから帰省時に作るものリストに加える。
なにかを決めるときに、「まあいいか」か「もういいか」をこころでつぶやくことがある。まあいいかにはまあこれ位で良いなというほどほどの満足感、もういいかはこれ以上はやめようという諦めをこめて。ときどき「まあ、もういいか」と言っていることもあり、それってどっちだよと自分につっこむ。あほな関西人だ。
<ごはん日記>