300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

21冊目『ごはんですよ』より2回めはフレンチトースト

[21-2]『ごはんですよ』より2回めはフレンチトースト(p.56~)

なかしましほ著 株)文藝春秋発行、 撮影 広瀬貴子、ブックデザイン 番洋樹、 2011年4月5日第1版発行 2013年10月5日第3版発行

いつもよりゆったり過ごす休みの日の朝ごはんにぴったりのレシピを再現。

調理時間:パンを漬込む時間は除き10分以内

主な材料:厚切り食パン、卵、牛乳(あるいは豆乳)、きび砂糖、メイプルシロップ、バター、ベーコン

調理の流れ:食パンが卵液を吸い込むまで1時間以上漬ける。フライパンでベーコンを焼き、油を拭き取った後にバターを溶かし、時間をかけてパンを焼く。皿にとりメイプルシロップをかける。

出来上がった料理:牛乳を切らしていたので豆乳で作ったが、あっさり大人な味に仕上がる。卵液をたっぷり吸った厚めの食パンをバターで焼くとほわほわの柔らかな口当たりで、メープルシロップだけの甘みを楽しんだり、カリカリに炒めたベーコンをのせて甘しょっぱさにうっとりしたり。時計の針に追われながら食べるより、濃いめの紅茶を飲みながらのんびりと食べたい少しだけ特別な朝ご飯。

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フレンチトーストは子どもの頃、母がよく作ってくれた。前夜から仕込んでおけば、朝は焼くだけでお相撲さん級の食欲をもった子どもたち3人を満たす料理だったのだろう(副菜とスープもついていたが)冷蔵庫に黄色い液体をまとった食パンを見つけると、翌朝が楽しみだった記憶も加わって、大人になった今はさらにおいしくなった。

先週は当日になって仕事のシフトが変わることがあり、スーパーに食材を買いに行くこともままならず、でもそんなことを気にする余裕もなく過ごしていた。今日はほぼ一週間ぶりに野菜やお肉を買いに行くことが出来て嬉しくなる。冷蔵庫の補充がすんだら不要品の整理に着手。そろそろ年末年始用の読書本も選定し始めないといけないなぁと積ん読本を横目にみつつ、要る要らないを感覚的に判断してゴミ袋を太らせる。
<ごはん日記>