300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

26冊目『野菜のごちそう』から初回はコロンビア風豆腐のスクランブル

[26-1]『野菜のごちそう』より初回はコロンビア風豆腐のスクランブル(p.55)

 宮本しばに著、株)旭屋出版発行、 撮影 野口さとこ 宮本しばに、編集 松成容子、design 有)コーズ、  2013年11月1日初版発行

空は春の色だけれど、コートが手放せない金曜日はふわふわのお豆腐料理を作る。

調理時間:10分(お豆腐の水切り時間は除く)

主な材料:木綿豆腐、ミニトマト、細ねぎ、バター、カレーパウダー、ターメリック、砂糖、しょう油、レモンの絞り汁、片栗粉など

調理の流れ:水切りした豆腐を崩しながらボウルに入れ、カレーパウダー以降の調味料を加え混ぜる。フライパンに入れたバターが溶けたら、トマトをさっと炒め、細ねぎ、豆腐を加え強火で一気に炒める。

出来上がった料理:「第2章 スパイス・香辛料味」より本来は卵で作るのを豆腐にアレンジされたコロンビア風料理を作った。まずさっと炒めたお豆腐のふんわりとした食感が優しく、バターのコクが加わったカレー風味はほんのりスパイシーで、でも隠し味のお醤油とレモン汁でまろやかなお味。お豆腐1パックで作ったけれど、あまりに美味しく一度に完食してしまった程、口当たりのよい一品。オープンサンドイッチの具材にしても美味だろうし、のんびり食べる週末の朝ご飯にも似合いそう。

f:id:mutsuki:201702css

豆腐を水切りする時間が無かったので、熱湯でしばらく茹でたものを使って料理した。きちんと水切りする方がお豆腐本来の味を楽しめるが、今回はショートカット。温かいので炒める時間が短縮でき、麻婆豆腐を作るときによくやる方法をもちいた。

プレミアムフライデーなので仕事後、夕暮れ時の赤坂に繰り出し一杯だけ飲んで、青山、表参道、原宿までぶらぶら歩いたが、いつもより静かなような。この年度の五十日(ごとび、ごとうび)に3時に退勤できる人はやっぱりとても限られる。

もうすぐフロントマンのSteven Tylerが単独来日するAerosmithのご機嫌な一曲を聴きながら家で飲み直していたら寝落ちして、このタイミングでの更新となった。

開花まではしばらくあるが、いまは樹の中、枝の中で花が咲きほころぶ準備をし始めている頃。みなさまも春に向けてじんわりと力をためられる週末になりますように。


Aerosmith - Walk This Way - Live At Donington Park / 2014

<ごはん日記>