300と数十日の食卓

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28冊目『ごはん同盟のほぼごはん弁当』から7回めは味噌漬けとんかつ弁当

[28-7]『ごはん同盟のほぼごはん弁当』より7回めは味噌漬けとんかつ弁当(p.16~)

 しらいのりこ著、社)家の光協会発行、 撮影 キッチンミノル、スタイリング 久保原恵理、デザイン 根本真路、  2017年2月1日初版発行

昨日はお花見は来週が丁度良い頃合いとしたが、ぐんと気温が上がり明日あさってが見頃な気がしてきた木曜はトンカツを食らう。

調理時間:10分以内(豚肉を漬込む時間をのぞき)

主な材料:ごはん、(主菜)豚肩ロース(トンカツ用)、味噌、酒、砂糖、小麦粉、パン粉など。(副菜)キャベツ、きゅうり

調理の流れ:(主菜)筋切りをした豚肉の両面に合わせ調味料を塗り、冷蔵庫で一晩休ませる。味噌を拭き取り、水溶き小麦粉、パン粉をつけて揚げる。

出来上がった料理:「第1章 おかず2品で作る白ごはん弁当」より著者の知恵の詰まったトンカツ弁当を再現した。まず、豚肉を味噌で漬込むことでお肉が柔らかくなり、味もしっかりと入るのでソースをつけなくとも美味しく食べられる。おうちではなくて外で食べるお弁当で、トンカツ用の別添えソース不要はポイントが高い。次に、一人分のトンカツを作るときに起こる卵1個を割ほぐしても使い切れない問題も、水溶き小麦粉を使うことで乗り切れる。卵を抜いた味はどうなのだろう?とワクワクしながら食べたが、味は大差無し。若干衣がはがれやすいけれど、お店ではなくおうちの料理かつお弁当なのでごくごく普通のことで、しっとりした衣でご飯を食べるのにも、おまけの美味しさがある。

副菜は材料が整わなかったので、載っているレシピをアレンジして、塩揉みしたキャベツに刻んだ大葉を混ぜ合わせたものと、トンカツと一緒に揚げたサツマイモを添えた。

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プロならではのよく考えられたレシピ。慌ただしい朝に大きなサイズの揚げ物はハードルが高いけれど、味噌に漬けた豚肉は焼いても美味だという脚注もあるので、お手頃で美味しそうな豚肉を食材店で見かけたらぜひ作ってもらいたい。

昨夜は久しぶりに外ごはんで、時間もあったので代々木公園を散歩した。三分咲きくらいの桜の下には予想以上に多くの人が集っていて、公園内に増設された臨時トイレに盗撮、覗きに注意と大きく但し書きがされていたのに今を感じる。これまでの職場には常に桜並木があり静かに愛でることが出来てきたし、京都市内は普通に歩いているだけで次々と桜に出くわすので、お花の様子を見に公園まで行くのは、そういえば自分の中でも珍しいことだった。

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<ごはん日記>