300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

33冊目『食べ方帖』から3回めはアソートサラダ 春

[33-3]『食べ方帖』より3回めはアソートサラダ 春(p. 48~)

長尾智子著、文化出版局発行、 アートディレクション、デザイン 茂木隆行、 撮影 赤尾昌則、鈴木正美、編集 大谷道子、田中薫、 2017年3月26日初版発行

夏日の二日酔いの火曜は、とりどりの野菜をたくさん食べられるサラダを。

調理時間:20分ほど

主な材料:太めのアスパラガス、ズッキーニ(あれば黄色)、ブロッコリー、にんじん、トマト、グリンピース、茹でたはと麦、カッテージチーズ、ロースハム、アンチョビフィレ、レモン、オリーブ油など

調理の流れ:例えばにんじんはスライサーで斜め薄切りにしてから細切りに、ズッキーニは1cmの輪切りにするなどして、それぞれ食べよく、火が通りやすいように切り、沸騰したお湯で順にゆでる。ゆで終わったらバットにのせて塩少々をふり粗熱を取る。皿にロースハムを敷き、オリーブ油であえたグリーンピースとはと麦、カッテージチーズをのせ、野菜を盛りつける。オリーブ油を全体にかけ、こしょうを挽いた後、アンチョビとレモンを飾る。

出来上がった料理:「5; 野菜のひと皿」より季節ごとにレシピが紹介されているアソートサラダの春版を再現した。

歯ごたえやそれぞれの野菜を味わえるようにさっと茹でることで、とても食べやすく仕上げられる。生で食べるよりも、しっとりとしていて、消化も良く、5種類以上ある野菜をあれこれ組み合わせて口に入れて味の変化も楽しめる。立派なアスパラガスやグリーンピースは春らしく、それぞれの緑が美しくて愛おしくなる一皿。ちなみに夏版では、とうもろこし、枝豆、コリンキー、ズッキーニ、マッシュルーム等の素材で、秋版は栗、かぼちゃ、蓮根などほっくりした野菜をオーヴンでローストするサラダ。かぶ、カリフラワーに白菜等で白でまとめた冬のサラダも凛として美しい。

アスパラをハムで巻いてみたり、フォークの先で潰したアンチョビにブロッコリを絡めてみたり、特別な日の朝にもよいが、この塩気はなにやら白ワインにもあいそうな。休みの日のブランチや軽めに、のんびりと気持ちをゆるめながら食べたい夜にもおすすめ。なお、カッテージチーズが無かったので今回は省き、はと麦の代わりにキヌアを使った。

本文には野菜はラフに盛りつけてと記されているが、これがなかなか難しくて、でもあまり時間をかけたく無かったので、ぱっちゃっとそれぞれのパーツを置いていった。普段の食卓でならそこまで盛り付けにこだわる必要は無いだろうけれど、されど盛り付け一つで見た目は随分と異なるし、美味しそう!と気持ちを盛りたててくれるものなので、レッスンのひとつとして気軽に試してみよう。

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先日のスープもそうだけれど、このサラダも一品だけでかなりの満足感を得られるが、添えるとするとごはんではなくて、やはりパン。

 

昨夜は仕事絡みで飲みにお誘い頂き、酒豪数名を相手にひたすらお酒を飲む覚悟だったが、珍しく自制がきき(笑)記憶を失うことも、粗相もなく午前2時過ぎの散会までほどよく飲むことが出来た。やれば出来る。

<ごはん日記>