300と数十日の食卓

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34冊目『31日分の定食カレンダー』から6回めは豚しゃぶとレタスの辛みあえ定食

[34-6]『ワタナべマキの31日分の定食カレンダー』より6回めは豚しゃぶとレタスの辛みあえ定食(p.64~)

ワタナベマキ著、株)日本文芸社発行、 アートディレクション・デザイン 鳥沢智沙、 撮影 広瀬貴子、スタイリング 池水陽子、編集 飯村いずみ、 2016年9月20日初版発行

深夜、うっかり口にした珊瑚礁のガリポテ(神奈川限定のスナック菓子)は、何度歯を磨いても、うがいをしても、朝になっても口から漂うほどニンニクがきいていてビックリさせられた月曜は中華風定食。

調理時間:25分ほど

主な材料:[主菜:豚しゃぶとレタスの辛みあえ] 豚しゃぶしゃぶ用ロース肉、レタス、万能ねぎ、酒、ポン酢、ごま油、七味唐辛子 [副菜:バンサンスー] 春雨、きくらげ、きゅうり、卵、黒酢、しょう油、赤唐辛子など [汁物:中華風コーンスープ]  クリームコーン缶、だし汁、酒、ごま油、白いりごまなど

調理の流れ: [副菜] 乾燥きくらげをぬるま湯につけて戻している間に、鍋にお湯を沸かし始める。卵を割りほぐして塩、砂糖を混ぜごま油を熱したフライパンに流し入れ、焼き上がったものを千切りにして錦糸卵を作る。きゅうりは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。熱湯で春雨を茹で、水でぬめりを洗い流す。同じお湯できくらげを茹で、細切りにする。食べる直前に混ぜ合わせた調味料で春雨、きくらげ、きゅうり、錦糸卵を和える。 [主菜] ねぎは斜め薄切りにする。 食べやすい大きさにきったレタスを器に盛りつける。豚肉は熱湯に酒を加えたところに一枚ずつ入れて加熱した後、水気を切る。合わせ調味料に豚肉をさっと漬けたら、レタスにのせ、ねぎ、七味唐辛子をまぶす。 [汁物]  鍋にコーン缶、だし汁、酒を入れて火にかけ煮立ったら塩とごま油で味を整える。

出来上がった料理:冷しゃぶに、冷たい春雨のサラダ(拌三絲)と冷菜2品にあわせるなら少しトロミのついた温かいスープという構成の中華定食。

主菜の豚しゃぶとレタスの辛みあえは、七味唐辛子で少しスパイシーに仕上がるものの、辛いというほどではないのでお子さんでも安心して食べられる。逆に大人だけの食卓なら、お好みでラー油や赤唐辛子を足してもよいだろう。体重を調整している人には、万能ねぎの代わりに玉ねぎの薄切りにして、一口大に切った絹ごし豆腐を加えればご飯の量を減らすことが出来る。

錦糸卵やキクラゲの入った春雨のサラダは、酢醤油の風味に赤唐辛子の辛さがほんのり後をひき、食欲が衰えがちな夏でもすっと口に入るおいしさ。錦糸卵を作るのは少しだけ手間だけれど、春雨のサラダに卵の甘さと黄色の色味は欲しいところ。

最後の汁ものは、和のだし汁がベースで、仕上げにごま油と炒りごまをぱらりと加えるだけでポタージュではなく中華風のコーンスープになるのがおもしろい。

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今回このスープを作るために、久しぶりにコーンクリームの缶詰を買ったが、常備しておく缶詰リストに加えてもいいかもしれない。今はとうもろこしが旬なのでなるたけ生を使いたいけれど、そこまで気力が追いつかないときもあるから、そういう時に備えて楽に扱える食材が手元にあるとね、やっぱり安心。

 

先日、音楽のライヴに行くのはいったん控える発言をしたが、子どもの頃から慣れ親しんだお芝居にはこれからもほどほどに通うつもり。この年末に観たかったミュージカル"the rocky horror show"がかかることになったので、早速に今から楽しみに待ちわびる。このショーを初めて観たのはロンドンで、その後京都の映画館で上映された"movie show"、2011年のいのうえひでのり(劇団☆新幹線主宰)演出版も同じ友だちと観に行った。ロンドンでは訳もわからずただただ全てに圧倒されたが、イギリスのカルトが詰まっていて、客席で踊ったり、傘をさしたり大人のおふざけを楽しめるミュージカル。万人受けする内容ではないけれど、カルト文化ってそんなものだよね。わってもらえなくても結構です(笑)

(下は前回のいのうえひでのり版のプロモーション)


「ロッキー・ホラー・ショー」 プロモーション動画

<ごはん日記>