300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

36冊目『ひとり飲みのやせるつまみ』から初回は豚肉とにらのザーサイ炒めなど

[36-1]『ひとり飲みのやせるつまみ』より初回は豚肉とにらのザーサイ炒めなど(p.22~)

井原裕子著、 株)世界文化社発行、 デザイン 縄田智子、撮影 西山航、編集 相沢ひろみ、能勢亜希子、 2017年6月20日初版発行

過ごしやすかった日曜から一転、暑さが戻った7月最後の月曜はスタミナを蓄える炒め物を。

調理時間:15分ほど

主な材料:[豚肉とにらのザーサイ炒め] 豚こま切れ肉、にら、ザーサイ(瓶詰め)、酒、塩など。 [さつまいもの明太子のせ] さつまいも、明太子、焼き海苔、白ごまなど

調理の流れ:[蒸しもの] 輪切りにしたさつまいもはさっと水にさらしてから、蒸す。(本書では電子レンジ使用)焼き海苔で包み明太子、白ごまをのせる。 [炒めもの] フライパンに油を熱し、豚肉を炒め、色が変わったらザーサイを加える。食べやすい長さに切ったニラを入れ、さっと炒めた後、調味料を加える。

出来上がった料理:前回はフランス料理とワインのペアリングで、美味しく、幸せいっぱいになれたものの、お金はパタパタと豪快に飛んでいき、身にはたっぷりと栄養がつき、久しぶりに会った知人(男性)に開口一番、太った?と訊かれてしまうほどに(涙)。かような理由で、今回はおいしく飲んで太らない料理本に取り組むことにした。

無理のない範囲で糖質オフの食事を実践され始めて7年間で7kg痩せられた著者のおつまみレシピより、初回はビタミンB1とタンパク質を摂れる豚肉と、糖質は多いものの食物繊維が豊富なさつまいもを少しだけ添えた献立を再現した。

蒸し器を使ったため時間がかかったが、ホクホクのさつまいもの甘みと明太子のピリッとした辛さがあう蒸しものは、紫とピンクの色が程よく華やかで、焼き海苔で包んであるので片手でつまめるので、仲間で集まるうち飲み会でも活躍しそうな一品。

炒めもののメインは豚肉。甘い物、お酒や白米を食べる人の味方ビタミンB1が豊富な豚肉を、アリシンを含むニラと一緒に炒めることで、体内に取り込みやすくするレシピとなっている。レシピにはないが冷蔵庫にあった赤パプリカも加えて、彩りと品目数をあげた。

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切るものは少ないし、すぐに出来上がり、タンパク質、野菜もたくさん食べられる低糖質ご飯は特にこの暑い季節には嬉しいポイントが満載。

 

次の番外編記事で書くが、東京からアクセスの良い松本にふらっと旅してきた。あまりに素敵で、良かった!と東京在住の山梨県民に話していたら、山梨の方が良いですよと言われる。新潟、長野、山梨の三県は歴史的にもそれぞれ思いがあるようで、(あえて関西の三県と比較すると)兵庫、大阪、京都間にはそういう感情が(多分)あまり無いので興味深く映る。京都にずっと住んでいたら知らなかったけれど、いろいろなバックグラウンドを持つ人が住む東京だからこそ知ることが出来る、得られる視点は多い。

 <ごはん日記>