300と数十日の食卓

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40冊目『SAMURAIレシピ』から初回はチキンブロッコリースープ

[40-1]『SAMURAIレシピ』より初回はチキンブロッコリースープ(p.120~)

副島モウ著、 株)グラフィック発行、 アートディレクション&デザイン 相馬章宏、撮影 加藤新作、栄養計算 株)東洋システムサイエンス、スタイリング協力 cocochi、企画・編集 小池洋子、 2014年7月25日初版発行

ジムに通うため7時台前半のメトロに乗ったら車両は早くも人が押し合っており東京らしさを満喫できた月曜はスープを。

調理時間:15分ほど(鶏やレンズ豆の下準備が整っているとして)

主な材料:一口大に切った茹で鶏胸肉、小房に分けたブロッコリー、茹でレンズ豆、豆乳、スープなど

調理の流れ:鍋に注いだスープを沸騰させ、ブロッコリーを入れてしばらく茹でた後、取り出し仕上げ用の1房を除き、豆乳と一緒にミキサーにかける。スープに冷凍茹でレンズ豆を入れ温めてから先ほどミキサーにかけた豆乳液と鶏肉を加えさっと温め、味を整え、取っておいたブロッコリーを細かく砕きながら散らす。

出来上がった料理:ヒュー・ジャックマンが日本で映画を撮影した際に専属シェフとして活躍された副島さんがその経験を活かして出された肉体改造に特化した料理本『SAMURAI レシピ』の「Soup」より、330kcal、Net Carbs 14.2gのチキンブロッコリースープを再現した。

全量のブロッコリーをミキサーにかけるのではなく一部の形を残したままにするのは、おそらく食べ応えを出すためで、その上レンズ豆に胸肉も入っていると、スープを飲みながら、具材をよく噛むという行為でお皿が綺麗になる頃にはお腹も身体も幸せで満ち足りている。鶏の茹で汁がしっかりとした旨味をもっており、よほど苦手な人でなければ豆乳だと気がつかないほどクリーミーでコクのあるスープだから、洗い物が増えるもののたまには家にあるミキサーを使ってみるのも良いものだなぁと納得させてくれるお味。

本書に細かいレシピがあるのでここではざっくりと記すに留めるが、鶏むね肉、もも肉と粒黒胡椒とハーブを沸騰させた塩水で茹でたのちに冷蔵保存。茹で汁を万能スープとして活用させるのがポイント。ほんの一手間をかけるだけなのに調理時間をみるみる短縮でき、それはもう本当に美味しいお出汁が作れるので、忙しさが見通せる週の準備に作りおいておくと非常に助かるし、大げさかもしれないが料理の概念がくるりと覆せる。

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レシピ通りに作るとあれ?と感じられるほどの量のスープが出来上がるが、あまりに美味しくてスプーンが止まらなくなるし、栄養バランスも考えられているのでご安心を。

 

 

片道徒歩40分以内はご近所だと認識しているのと沿線に住んでいるので、昨日の小田急線車両の火災にはどぎまぎした。週末のあの時間帯に運行休止で各所に影響は出ただろうが、怪我をした人がいなかったのが何より。さておき上記の私的カテゴリー上、文句なしに我が界隈な下北沢で生まれ育ったベース弾きkenkenが所属するバンドrizeが7年ぶりに新譜を出した。結成20周年で初の武道館公演についてはかなり悩んだが、今見るべきライブだと告げる直感を信じてチケット購入に踏み切った。行けるかどうか全くわからないけれど、まずその場に立てる権利・チケットは持っておかないと始まらない。新譜より選び抜いて、まずはこの曲を紹介する。アートワークも含め久しぶりにこころをざわつかせる音。

 〜今を試すべき場所 それがTOKYO~ "TKC" by rize〜


RIZE 『TKC』Music Video

<ごはん日記>