300と数十日の食卓

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41冊目『がんばりすぎないごはん』から4回めはクイック海南鶏飯

[41-4]『がんばりすぎないごはん』より4回めはクイック海南鶏飯(p.92)

近藤幸子著、 株)主婦と生活社発行、 デザイン 塙美奈、撮影 福尾美雪、調理アシスタント 田中恵美、編集 小田真一、 2017年9月11日初版発行

お昼間は半袖を(やや強めに)推奨したくなるほど暑くなった火曜はシンガポール風料理を。

調理時間:15分ほど(炊飯時間を除き)

主な材料:ご飯、そぎ切りにした鶏胸肉、くし切りトマト、斜め薄切りきゅうり、香菜。 [ソース] おろし生姜、おろしニンニク、塩、砂糖、ごま油など

調理の流れ:まずはソース作り。小鍋に調味料を入れて一度沸騰させてから火力を落としてしばらく煮る。鶏肉は塩、砂糖をふり、片栗粉をまぶす。別鍋で沸騰させた湯にサラダ油と鶏肉を入れて火を通す。器にご飯、鶏肉、野菜、香菜を添え、ソースをかけて食す。

(レシピ外:●レシピに記されているソースの分量では水分が足りないのでは?と感じたので、ナンプラーと酒を加えて煮詰める。●新鮮な香菜が少なかったので三つ葉を足した。●炊飯する際に切り刻んだ香菜の根と余った生姜の薄切りを入れた)

出来上がった料理:「第5章 お助け麺とお助けご飯」より簡単にできる海南鶏飯を再現した。

鶏肉を入れてご飯を炊くのが主流のレシピだが、肉を薄切りにして塩・砂糖を揉み込み、片栗粉をまぶして熱湯で茹でる事で旨味が閉じ込められ、火の通りも早いので、炊き上がったご飯が(冷凍保存されていたものでも)あれば、ささっと美味しいワンプレートご飯が作れるように工夫されている。あー今日はご飯を作るのが面倒臭いなぁと思いながら、冷蔵庫に鶏肉があるので作ってみたら、その辺のお店より美味しいものが出来上がった!わたし、すごくない?と自分を褒めてあげたくなるお味。

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仕上がりが本書の写真にあるソースとあまりに異なったので独自にアレンジを加えたが、ソースの調味料の配分はお好みで。

鶏肉を茹でた後のスープは片栗粉の粉っぽさが表面に浮いてくるのを取り除き、再沸騰させると翌日のスープに使えて便利。 

 

昨日の窃盗ニュースはアンビエント系の人たちに衝撃を与えたが、今日は友人の嬉しいニュースがwebを賑やかしたので紹介する。来春より西アフリカ・マリ共和国出身のウスビ・サコ先生が京都の精華大学学長に就任されることになった。彼が京都大学の博士課程在籍時に知り合ったのでかれこれ長い付き合いになるが、関西弁を流暢に操り、母国のバンバラ語、フランス語、英語に中国語、どの言語でも新聞をさらりと読めるほどの語学力の持ち主で、頭の良さはいうまでもなく人当たりも柔らかくて、多角的な視野で意見をもらえるので私やみんなにとって頼れるお兄さん的な存在。彼には本当にたくさんのことを教えてもらったのだけれど、その一つは「デートとは相手のために(プライベートの)時間を作って会うこと」。"go out with"で付き合うという意味になる英語圏にしばらく暮らしたり、女性には共感しやすい感覚だろうが、日本の男性にはわかりにくいかも?まぁ、デートということばが持つ重みは、人や状況によって異なるが。

そういえばしばらく会えていないが、ニュースを見て嬉しくなったのでサコさんが愛してやまない鶏肉を料理することにした。今回のこと、おめでとうございます!

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