300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

41冊目『がんばりすぎないごはん』から6回めは豚肉とみょうがのガーリックソテーなど

[41-6]『がんばりすぎないごはん』より6回めは豚肉とみょうがのガーリックソテー(p.20)、アボカドと三つ葉のゆずこしょうドレッシング和え、ほうれん草と温泉卵の納豆和え(p.84)

近藤幸子著、 株)主婦と生活社発行、 デザイン 塙美奈、撮影 福尾美雪、調理アシスタント 田中恵美、編集 小田真一、 2017年9月11日初版発行

朝の散歩中にどんぐりがコロンと落ちているのを見つけて、秋が来たなぁと感じた月曜は野菜を多めに。

調理時間:10分ほど 

主な材料:[豚肉とみょうがのガーリックソテー] 食べやすい大きさに切った生姜焼き用豚ロース肉、四つ割りみょうが、薄切りにんにく、醤油、バター。 [アボカドと三つ葉のゆずこしょうドレッシング和え] 一口大に切ったアボカド、三つ葉、柚子胡椒、酢、塩、醤油、オリーブオイルなど。 [ほうれん草と温泉卵の納豆和え] ほうれん草、納豆、だし汁、醤油、温泉卵、ごま油など

調理の流れ:[ほうれん草] サッと茹でたほうれん草は水気を絞り、食べやすい長さに切る。納豆に調味料を混ぜ合わせ器に盛り、ほうれん草、温泉卵をのせる。 [アボカド] ボウルに調味料を入れてよく混ぜ、切った野菜を加えて和える。 [豚肉] みょうが、にんにくの順で切り、肉を切る。バターを入れたフライパンを熱し、溶けたらにんにくをサッと炒め、豚肉を加え火が通るまで炒める。みょうがを入れぱっと混ぜ炒め、最後に醤油をまわしかける。

出来上がった料理:「がんばりすぎない20のレシピ」よりメインの豚肉とみょうがのガーリックソテーと、「野菜料理はあるだけでありがたい」から朝ごはんに似合うほうれん草と温泉卵の納豆和えとアボカドと三つ葉のゆずこしょうドレッシング和えを再現した。

ほうれん草は、もう言葉にするまでもなく想像のつくお味だろう。ごま油の香りがアクセントで、ほうれん草と納豆を温泉卵のとろんとした黄身につけながら食す。でもこの料理名はほうれん草と温泉卵の納豆和え、つまり納豆は衣的な存在として扱いましょう。主役はほうれん草と卵ですと言われると、なんとなく新鮮に映るから面白い。

アボカドと三つ葉を取り合わせて、ゆずこしょうベースのドレッシングで和える一品は、かなりさっぱりと食べられる味付け。ちぎった焼き海苔を混ぜても美味しそう。タバスコやわさびで辛みを加えることが多いアボカドだがゆずこしょうの取り合わせも合うなぁ。

主菜の豚肉とみょうがの炒め物は、にんにくとバター醤油を合わせる鉄板の味付けで、みょうがを一緒に食べるとさっぱりするのでついつい食べ過ぎてしまう。レシピ欄外に記されているようににんにくの代わりに生姜を使えばお弁当のおかずとしても大活躍しそう。

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体重調整中は小さなお皿にちょこちょこ盛り付けて、あたかもいっぱい食べたような錯覚を起こさせる。炊きたてごはんには子供用の小ぶりな茶碗も動員。

 

日曜、かつての上司より時間があるなら飲もうと電話が入り、お店に駆けつけてみれば、そこは学会終了後の打ち上げの席(しかも宴たけなわ)で会社員、研究者、学生に混じって3次会まで飲む。10年近くぶりに再会した中国人教授に、私がパーティで作ったパエリアが美味しかったのを今でも覚えていると言われて、じんわり感動する。今ではもっと美味しく作れるけれど、あの時のあのパエリアには勝てないんだなぁ。誰かの記憶に残れる料理を作れて良かった。そんな料理がこれからも増やしていけたらいいなぁ。

初対面だがことばを交わしていく中で、うちで働かないかと東京の私立大の教授にお声もかけて頂いたりしてひどく恐縮しつつ、終電で帰るみんなを見送りよい気分で千鳥足帰宅した。そこまでは良かったが、朝目覚めると身体からお酒の匂いしかしないし、腕に身に覚えのない大きな青あざまで出来ているという…。

<ごはん日記>