300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

46冊目『staub 「ごはんココット」レシピ』から3回めは梅とトマトの炊き込みごはん

[46-3]『staub 「ごはんココット」レシピ』より3回めは梅とトマトの炊き込みごはん(p.29&31)

若山曜子著、 株)河出書房新社発行、 デザイン福間優子、撮影 新居明子、スタイリング 佐々木カナコ、 2016年10月30日初版発行 

曇りがちな水曜は赤い色で元気をもらう。

調理時間:25分ほど(浸水時間は除き)

主な材料:白米、ミディトマト(プチトマトでも可)、梅干し、実山椒の佃煮

調理の流れ:鍋に、米、水、ざく切りにしたトマト、梅干しを乗せて炊く。炊き上がったら全体をさっと混ぜ合わせてから蒸らし、最後に山椒を散らす。

出来上がった料理:「第2章 ごちそう炊き込みごはん、ワンポットパスタ」より著者若山さんが食欲のない時の定番として挙げられている爽やかな炊き込みご飯を再現した。

炊き上がり蓋を開けると、トマトの赤い色がパッと目に飛び込んで来てそれだけでふふふと嬉しくなる。そこに梅干しと実山椒が加わると果たしてどんなお味になるのか?実はトマトと実山椒は相性がとてもよく、他のレシピ本にあるトマトの実山椒和えは私の定番料理と化しているくらい。梅干しを足すことで酸味が全体の味を引き締めて、一見洋風に見えるものの、実に和風なお味となる。今まで口にしたことの無いお味。この爽やかさは女性に好まれるかもしれないが、こってりしたお料理を食べた後の〆にも良さそうだ。

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画像ではあまり美味しそうに見えないが、ノンオイルであっさりした、また食べたくなる美味しさを秘めている。

 

イギリス時代から炊飯器を持たない生活をしている。ロンドンではごく普通の蓋つきスチール鍋を、帰国してからは土鍋を愛用してきたが、どちらもお米粒が底にへばりついてしまうことが多くて、米粒一つも余さず食べたいのに諦めることが多かった。このstaubのココットに切り替えてからは、鍋肌にこびりつくことなく綺麗に、そして少量でも美味しく素早く炊けるので、今のところ、これ以外で炊飯しようとは思わない。あまりに新米が美味しく食べられるので、本書の再現を機にいっそのこと、白米用と炊き込みご飯用の2種類を色違いで揃えようかななど企み始めた(笑)

ラジオを着けていると、時間を超えても素晴らしいなぁと感じる曲が流れてきて、当時の思い出と共に"今"がとても愛おしくなる。


Whitney Houston - I Will Always Love You (World Music Awards 1994 HQ)

<ごはん日記>