300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

46冊目『staub 「ごはんココット」レシピ』から7回めはえびめし

[46-7]『staub 「ごはんココット」レシピ』より7回めはえびめし(p.53&55)

若山曜子著、 株)河出書房新社発行、 デザイン福間優子、撮影 新居明子、スタイリング 佐々木カナコ、 2016年10月30日初版発行 

ようこそ師走!金曜は一見ジャンクだけれど、B級とは一線を画す炊き込みごはんを。

調理時間:30分ほど(浸水時間は除き)

主な材料:米、有頭えび、みじん切りにした玉ねぎ、薄切りにしたマッシュルーム、みじん切りにしたニンニク、カレールウ(フレークタイプ)、カレー粉、ウスターソース、オイスターソース、酒、バター

調理の流れ:野菜を切り、えびの頭と胴体を分ける。鍋にバターとニンニクを入れ、香りが立つまで火が通ったら玉ねぎを入れてさっと炒める。えびを入れて炒め、酒を加えて一煮立ちさせてから胴体部分のみ取り出す。米、マッシュルーム、カレールウなどの調味料と水を加えて一混ぜしてから炊飯する。えびの身を戻して蒸らす。

出来上がった料理:「第2章 ごちそう炊き込みごはん、ワンポットパスタ」より筆者若山さんが幼い頃岡山で召し上がっておられた「えびめし」のアレンジを再現した。

カレールウ、ウスターソースがベースとならばなんとなく想像がつく懐かしのお味だが、そこに有頭えびのコクと、オイスターソースを仕込むと、肩肘を張らない大人の美味しさになる。マッシュルームの香りと玉ねぎの甘みも洋食には欠かせないなぁと感じさせる。特にマッシュルームは岡山の特産でもあるので、その土地ならではの料理を再現しようとするならなるたけ入れたい食材でもある。ソース味が前面に出すぎず、コテコテした味でも無くて、年齢を問わずに飽く事なく好かれるお味。

色目が足りない?で、緑が欲しいなら画像のようにパセリを散らすか、グリーンピース、干しぶどうなどを蒸らすときに入れると面白いかもしれない。ちょっとドライカレー寄りになりすぎるかしら? 

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そういえば本書から魚を使ったレシピをあまり再現していなかったことに気がつき、「牡蠣とクレソンごはん」と悩んでこちらを選んだ。美味しい新米があるとついつい色々試したくなり、ごはんものばかり再現したので、週明けに目先を変えたレシピを一つ紹介してから次の本に移る。

 

ジムに通い始めたことで得られたものは多いが、ゆっくりと湯船に浸かり、頭のてっぺんからつま先まで洗いあげた後にバスタオルで身を包むときの多幸感は、夏のカラカラに乾いた喉に流し込むビールの一口めに匹敵するほど。お風呂上がりのストレッチを済ませた後に、洗いたてのリネンのシーツとデュべに潜り込めればさらに完璧。小さいけれど確かな幸せに恵まれた生活を送らせてもらっているなぁ。

いよいよ師走に突入で、スケジュールなんて見たくもない人も多いかもしれないけれど、休める時にはきちんと休んで自分のことをいたわれますように。素敵な休日を。

There must be more to life than this/I live in hope for a world filled with love/Then we can all just live in peace, ~"There Must Be More To Life Than"~


Freddie Mercury + Michael Jackson - There Must Be More To Life Than This (Gold Mix 2014) - RARE

<ごはん日記>