300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

47冊目『365日のめざましスープ』から6回めはだんご汁

[47-6]『365日のめざましスープ』より6回めはだんご汁(p.34~)

有賀薫著、 株)SBクリエイティブ発行、 デザイン 斎藤雄介、撮影 有賀薫、佳川奈央、編集 田上理香子、 2016年3月30日初版発行

着々と進んでいく時間において行かれそうな木曜は根菜で体を温める。

調理時間:1時間ほど(だんごを寝かす時間を含め)

主な材料:薄力粉、塩、一口大に切った鳥もも肉、食べやすい大きさに切った根菜、きのこ、斜め切りにした長ネギ、一口大に切った白菜、味噌など

調理の流れ:薄力粉、塩、水を混ぜて程よい弾力を持つまで練り、生地を寝かせる。野菜とお肉を切る。油を入れた鍋を熱して、鶏肉の色が変わるまで炒めたら、根菜、きのこの順に加え全体に油を纏わせる。水を注ぎアクを取りながら煮る。だんご、白菜、ネギを入れてさらに煮込み、だんごが浮いてきたら味噌を溶き入れる。

出来上がった料理:「だんご汁はソウルフード」より、大分の郷土料理だんご汁を再現した。

ごぼう、人参、大根と余っていたきのこ類を適当に混ぜ合わせたものと鶏肉をさっと炒め、水から煮たのだが、鶏肉、根菜にきのこから出た出汁がまず美味しいので、ここに味噌を溶き入れると日本に生まれ育って良かったとしみじみ感じられるお味になる。器を口元に運ぶとぷぅんとごぼうや土の中でじっくり育てられた根菜の香りが漂うのもごちそう。

あえて大きめに切った野菜に、粉から作っただんごも入るので、成長期のお子さんや体育会系の人、朝食を食べてから昼食を食べられるまで時間が空いてしまう人以外なら、これ一杯で程よく満足できる内容。

今回はレシピに指定されている「だんご」ではなく、松本で仕入れた「そばすいとん」粉を利用した。水を加えて練るだけで使えるという手軽さで、汁物の具材に大活躍しているので、次回の冬の松本旅行でもう一袋買ってくる予定。

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スープやお味噌汁はこうして野菜をたくさん食べられる上に、好みでお餅、だんごやパスタなんかを加えられるから一品で満足できるし、アレンジもかなり効くので基本を押さえられると朝食がかなり楽しくなる。

 

昨夜はRIZEの結成20周年にして、初の武道館公演に行ってきた。椅子席より、オールスタンディング(椅子のない状態)の武道館アリーナを初めて目の当たりに下が、モッシュ、ダイバー、サークルモッシュと、もう少し(笑)若い頃なら断然アリーナが楽しかっただろう盛り上がり方で、そもそもそういう音を奏でるバンド。演出や照明の見事さにも驚かされたが、KenKenのあの特有なベースがとっても好きなんだなぁ、そしてメンバー全員の巧さにも、若さにも「生」だからこそ気がつけた、愛おしい夜となった。

ライブ終演後は飯田橋へ文字通り走る。音楽友だちとの忘年会で1〜2杯だけサクッと乾杯する予定が、2次会まで流れる。みんなの予定が20日しか合わず参加を見送るつもりだったのに、武道館近くの会場をわざわざ選んでくれてありがとうと伝えたら、こういうことしたら絶対喜ぶと思ったからとニヤリと笑われた。若い頃なら照れてごまかしたていただろうけれど、素直にうんとても嬉しい。ありがとうとハグして音楽友だちとの2017年を収める。


RIZE / LOVEHATE -Music Video-

<ごはん日記>