300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

50冊目『一皿でごちそう!わたしの煮込み料理』から4回めはかきと大根のカレー

[50-4]『一皿でごちそう!わたしの煮込み料理』より4回めはかきと大根のカレー(p.84~)

若山曜子著、 株)宝島社発行、 デザイン 福間優子、撮影 三木麻奈、スタイリング 肱岡香子、 編集 松原京子、2017年11月30日初版発行 

旬のあいだに食べられるだけ食べたい牡蠣を使い、手軽に作れるカレーを再現。

調理時間:1時間以上

主な材料:加熱用かき、薄力粉、乱切りにした大根、薄切りにした玉ねぎ、薄切りにしたにんにく、小口切りにした赤唐辛子、酒、カレールー、オイスターソースなど

調理の流れ:かきは洗って綺麗に掃除し、水気をきり薄力粉をまぶし、サラダ油を入れたフライパンで色づくまで焼き、いったん取り出す。同じフライパンににんにく、赤唐辛子を入れて香りが立つまで炒めたら、玉ねぎを加えしんなりするまで炒める。鍋に移しいれ、酒、水を加えて加熱する。沸騰したら大根を入れ、柔らかくなるまで煮たら、かきを加えてさっと煮る。ルーを加えてトロミがついたらオイスターソースで味を整える。

出来上がった料理:寒い季節に美味しくなる牡蠣から滲み出るうま味が、ガツンと美味しいカレーを再現した。

素材の持つ味をストレートに味わうために、使う素材も工程も極々シンプル。大根を煮込む時間は若干かかるけれど、一口含むと、とっても美味しいんだけれど何なのこれ⁉︎と嬉しい驚きをもたらしてくれること請け合いの一品。常にって訳じゃなくて、牡蠣が旬の季節にしか食べられないからこその限定感もあるのかもしれないけれど、牡蠣の実力を十二分に知ることができるんだなぁ。フライパンで焼いている時から漂う美味しそうな香りも、牡蠣のカレーって美味しいのそれ?という懐疑派も唸らせるお味。隠し味に使うオイスターソースは脇役ながら、しっかり役目を果たしてくれていて、中華やお弁当を作る以外では冷蔵庫で休眠しがちだけれど、君の存在はやっぱり欠かせない!と賞賛を送りたくなる。

f:id:mutsuki:201802ooc

トロッというよりはスープ状のカレーなので、ご飯以外でも、例えばお蕎麦にもあうかも。想像するだけでお腹が鳴る(笑)

 

冬季五輪が終わった。テレビを持たない生活を10年以上続けているが、五輪やW杯時だけは欲しいと感じる。小学生で京都市のメダルを取ってから、中学でも活躍できて初の海外は遠征試合。そこからしぼんでいくものの一時期スポーツにかけてきた身としては憧れてやまない五輪。

朝4時に起床して朝練。放課後の部活。帰宅後は自主ランニングと24時間のうち1/3は勝つためだけに身体を動かし続けても、近畿大会を勝ち越すことはできず。今となればスポーツ科学の発展もあり、過剰に動かさずともある程度理想の身体を手に入れられるようになったのかもしれないけれど、それでもあの場所に立てることのすごさ、その背景を想像するだけで震える。

いまの私といえば、ことば(レシピも含め)を使って誰かに思いをすこしでも伝えられるように切磋琢磨する日々。

今週の金〜日曜にお手伝いする吉祥寺のイベントについては明日明後日中に詳細を。

This is my fight song, Take back my life song, Prove I'm alright song, My power's turned on, Starting right now I'll be strong, I'll play my fight song, And I don't really care if nobody else believes 'Cause I've still got a lot of fight left in me. "This is my fight song/Rachel Platten"


Rachel Platten - Fight Song (Official Video)

<ごはん日記>