300と数十日の食卓

食べること,本を読むこと,音楽をめぐる時間

57冊目『料理が身につくお弁当』から1回めは肉巻き弁当

[57-1]『料理が身につくお弁当』から1回目は肉巻き弁当(p.38~)

角田真秀著、PHP研究所発行、撮影 今清水隆宏、デザイン 福間優子、スタイリング 朴玲愛、取材・原稿 福山雅美、 2019年3月27日初版発行 

春は新たな生活時間を過ごされる方も多く、毎年この時期の定番としてお弁当本を紹介する。(いつもより遅くなってはしまったが)

調理時間:30分以内

主な材料:[豚ズッキーニ巻き] 豚モモ肉薄切り、四つ割りにしたズッキーニ、レモンの絞り汁、オリーブオイル、[豆苗ちくわナムル] 豆苗、斜め薄切りにしたちくわ、しょうゆ、ごま油、[にんじんのおかか煮] 乱切りにしたにんじん、しょうゆ、みりん、砂糖、かつお節 

料理の流れ:[豚ズッキーニ巻き] 四つ割りにしたズッキーニを塩コショウをした豚モモ肉薄切りで巻き、フライパンでこんがり焼き色がつくまで炒める。最後にレモンを絞る。[豆苗ちくわナムル] 食べやすい長さに切った豆苗を熱湯にくぐらせ、ちくわ、しょうゆ、ごま油と混ぜ合わせる。[にんじんのおかか煮] 水を入れた鍋ににんじんを入れて柔らかくなるまで煮たら調味料を加え数分煮る。最後にかつお節をふり混ぜる。
作る手順としては前日ににんじんを仕込み、当日は肉を手で触らないナムル→肉巻き。

出来上がった料理:メイン、卵料理、副菜の3品構成。色は3色、味わいについてもしょうゆ、塩、みそ、酸味、甘味のうち3つを、そして異なる食感を入れることを考えるというルールで始めるお弁当作りの本を紹介する。
本書で一例としてあげられている煮卵を入れたかったのだが、仕込みが間に合わず、初回からルールを守れていない。が、料理は楽しむものなので手元にあるものを使い、時間の許す範囲内で作れるものを入れよう。
肉で巻いて焼くことでズッキーニのしゃりっとした歯ごたえが程よく残り、爽やかな余韻が残る。ナムルはいつも野菜単体で作ることが多いのだが、ちくわの旨みと豆苗がマッチしていて、こういう取り合わせ方もあるのだなぁ。にんじんのおかか煮は多分みなさんが想像通りの定番のお味。馴染みのある一品を入れるとぐんと安定する。例えば梅干し一つでも入れれば、塩気が足りなかったり、おかずに対してご飯が多かった時などにはとても助けられる。

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料理本を再現し始めて、お弁当作りが好きだということに気がついた。色味や味の取り合わせを考えるのが面白くてたまらない。

元気に活動を続けてくれているstingが5月24日にセルフカヴァーアルバム"my songs"を発売する。"englishman in new york","shape of my heart","every breath you take"など代表曲がガラッと表情を変えて現れるのが今から楽しみで仕方ない。


いよいよ連休突入。まとまった休みが取りにくい日本では、ここぞとばかりに予定を詰めたい人もたくさん居るから、混むし、いつもよりお金がかかることも多いだろうけれど、疲れたら無理をせずに、happyな気持ちで過ごせますように。カレンダー通りじゃなく働く皆さん(結構な数いらっしゃる)も、仕事終わりの一口目のビールを楽しみに!


Sting - Demolition Man (Audio)

<ごはん日記>